佐々木朗希(C)共同通信社

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 1位になってしかるべきだが……。

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 4日に発表されたプロ野球オールスター(23、24日開催)の選手間投票。パの投手部門はファン投票と同じく、日本ハムの山粼福也が88票でトップ。ロッテの佐々木朗希(22)は85票の2位で、惜しくも選出されなかった。

 山粼は13試合に先発し、6勝3敗、防御率2.86。一方、佐々木は同9試合で5勝2敗、防御率1.96。他の先発ローテ投手より登板数が少ないにもかかわらず、70奪三振はリーグ6位で、勝率(.714)も高い。

 日本人最速タイのMAX165キロの直球を武器に、投げた試合は高確率で勝つ。能力を考えれば選手間投票で選出されて当然だが、“身内”からの評価がイマイチなのは「虚弱体質」がゆえだろう。

 プロ5年目を迎えた佐々木はこれまで一度も年間を通してローテを守ったためしがない。ローテ定着を「公約」に掲げた今季もすでに故障で2度離脱。登板予定2日前の6月13日に右上肢のコンディショニング不良で登録抹消された時は、吉井監督が「中6日で回るのが難しいということ」と説明していた。いくら能力がズバ抜けていても、安定したパフォーマンスが発揮できないとなると評価は落ちる。

「しかも佐々木は23年の春季キャンプ直前に選手会を脱会。選手会の加入は任意とはいえ、会沢会長をはじめ、突然の脱会に首をかしげる選手は少なくない。いくらプロは実力の世界といえども、こうした言動が得票数に影響している可能性はあります」(放送関係者)

 つまりは、プロの風上にも置けないということか。

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 そんな佐々木朗希は昨オフ、母親と一緒に球団サイドと「泥沼交渉劇」を繰り広げたのは記憶に新しい。最終的に球団が「あえて泥を被った本当の理由」とはいったい何か。

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