都心〜川越直結「和光富士見バイパス」早く全通させて!埼玉県が国へ”直訴” 川越街道の「地獄渋滞」もうウンザリ!? 予算確保に”協力要望”

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都心〜川越「大渋滞」川越街道のバイパス早期完成を

 埼玉県は2024年6月13日、国土交通大臣に対し、県内の社会インフラの整備予算を確保するよう、要望を行いました。
 
 そのなかで、都心付近のバイパス機能を担う「和光富士見バイパス」の整備も含まれています。完成すればどう便利になるのでしょうか。

渋滞する川越街道(画像:埼玉県)

 和光富士見バイパスは、旧態依然とした国道254号(川越街道)のバイパス機能として、外環道の荒川南岸の和光市内から、国道463号浦和所沢バイパスまでをむすびます。そのまま延長線上として「富士見川越バイパス」が川越市内まで抜けていきます。

【画像】超便利!? これが「和光富士見バイパス」ルートと整備状況です(18枚)

 完成すれば、外環道から川越市内まで、今まで狭い4車線の川越街道に交通集中していたのが、高規格のバイパスだけで「ほぼ信号ゼロ」で直通できるようになります。

 気になる進捗ですが、全長6.9kmのうち、外環道からは約2.6kmが開通(2010年)、浦和所沢BPからは約1.4kmが2023年に開通したばかりです。あいだの残り4割は、用地取得率は95%に達しているものの、まだまだ本格着工に至っていません。

 埼玉県は残りの区間について、昨年9月議会の答弁で「今後も、残る用地の取得に努めるとともに、工事につきましては軟弱地盤対策を先行して行い、完了した箇所から順次整備を進めてまいります」としています。

 それとともに今回の埼玉県の要望では「重要物流道路に指定された国道254号和光富士見バイパスの整備」と名指ししており、「個別補助事業として重点的な支援をすること」と強い期待をにじませています。

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 ところで、和光富士見バイパスは、外環道からさらに都心側へ延伸事業が進行中です。

「和光バイパス」と呼ばれるこの区間は2021年に事業着手。西高島平の新大宮バイパスへ直結する約2.4kmのルートです。まずは1期区間として、笹目通りが成増・井荻方面へ南下しはじめる部分へ、直結を目指しています。

 完成すれば、整備中の「要町通り」延伸と合わせ、池袋駅〜平和台〜新大宮バイパス〜川越市街というルートが誕生することとなります。さらに、国道17号(中山道)からも直結し、北区・板橋区からも川越方面へスムーズに移動できるようになります。

 こちらは、土地区画整理事業と一体的におこなわれており、測量や道路設計が進められているところです。