トヨタ製「フェラーリ」がスゴかった!? 斬新丸テール×Tマーク採用! 謎のMRマシンの正体とは
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トヨタはかつて「MR2」というミッドシップエンジン車を発売していました。
そんなMR2をフェラーリ「F430」に仕立てた個体がかつてイタリアで発見されましたが、どんな特徴があったのでしょうか。
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トヨタは1984年に日本で初めてミッドシップにエンジンをレイアウトした後輪駆動のクルマとして「Midship Runabout 2seater(MR2)」を発売しました。
ミッドシップにエンジンを配置するMRレイアウトにすることでノーズを低くしたスタイリングが特徴です。
当初搭載されたエンジンは1.6リッター/1.5リッターのNAエンジンでしたが、改良された後期モデルには、スーパーチャージャー付きの1.6リッターNAエンジンが搭載されました。
なおMRレイアウトのクルマは、車体の重心がクルマの中央に近い部分にあるため、ステアリング操作に対してレスポンス良く車体がついてくるというメリットがあったことで、サーキット走行を楽しむユーザーも少なくなかったと言います。
2代目は1989年に発売。初代よりもボディサイズは拡大されてほか、エクステリア/インテリアも改良されたことで、初代よりも曲線的なラインが特徴のスタイリングとなりました。
上級グレードには225馬力を発生させる2リッターDOHCターボのモデルも登場。
さらに1991年のマイナーチェンジで足回りを改善したほか、1993年にはターボ車の最高出力が245馬力に出力が引き上げられるなど進化をしていました。
そんなMR2ですが、かつてイタリアの「Link Motors Roma」という店舗にて「F430」風に仕立てられた個体が登場。
見た目は、一見すると本物のフェラーリと見違えるほどのレベルです。
F430のボディサイズは全長4515mm×全幅1923mm×全高1215mmとなり、「スモールフェラーリ」とも呼ばれていました。
一方でMR2は全長4170mm×全幅1695mm×全高1235mmとなるため、「ベリースモールフェラーリ」と言えそうです。
なおパワートレインはLink Motors Romaによれば、この個体は最高出力204馬力を誇る排気量2リッターエンジンに6速MTを搭載しており、純正が5速MTだったことからトランスミッションは換装されているようです。
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MR2はその見た目からフェラーリ風のカスタマイズを施すユーザーが少なからずいますが、この個体はそれらのなかでも完成度が高いものだったと言えるかもしれません。