【日本ハム】開幕から1軍で走り続けている9人の投手 ここまでの活躍ぶりはいかに
新庄監督の今後の起用も注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
交流戦は楽天の初優勝で幕を閉じ、リーグ戦が再開した。ここからまた次の区切りとなるオールスターゲームまで各チーム再び走り続けることとなる。
開幕からおよそ3か月が経過、各チーム、蓄積疲労などの影響で選手の入れ替えが目立つようになってきた。
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日本ハムは交流戦で7勝10敗(1分け)と負け越す中、18日の阪神戦より、チーム最年長で39歳の宮西尚生が今季初昇格を果たした。リリーフ陣においては開幕から15試合連続無失点を記録していた左腕・河野竜生がつかまる試合も増えており、経験豊富で頼れるベテラン投入で負担を減らすことが期待される。
その河野をはじめ、交流戦終了時でここまで開幕から1軍で走り続けている投手は全部で9選手いる。それぞれのここまでの活躍を見ていきたい。
〈先発陣〉
加藤貴之、伊藤大海、山粼福也、金村尚真
先発では、開幕投手を務めた伊藤をはじめ、加藤、山粼といった3本柱がしっかりとローテーションを守っている。伊藤と山粼はここまでリーグ2位の6勝をマーク。加藤は勝ち星こそ3勝にとどまっているものの、すでに2度の完封勝利を飾るなど、チームではトップの82投球回としっかり貢献している。
そして開幕はリリーフスタートだったものの先発へ転向し、ローテーションの一角を担っているのが金村だ。5月24日の楽天戦からここまで5試合連続のQS(6回以上自責3以下)も白星には恵まれていないが、試合は作っており、2年目とは思えない落ち着きと安定感を誇る投球で今後の成長も楽しみな一人となっている。
〈リリーフ陣〉
生田目翼、杉浦稔大、田中正義、河野竜生、パトリック・マーフィー
リリーフでは5人がブルペンを支え続けている。開幕からセットアッパーとして登板し、15試合連続無失点を記録した河野。交流戦終盤などやや疲れが見え始めているが、チームの快進撃を「投」で支えた一人であろう。
その河野と同じく、今季守護神としていくつもの勝ち試合を締めてきたのが田中正義だ。一時は不調でセットアッパーに配置転換を余儀なくされたものの、すぐに本来の姿を取り戻し守護神の座を取り戻した。
さらに開幕からここまで24登板で防御率、0.44と抜群の安定感をみせているのが杉浦だ。ここ最近はセットアッパーとして勝ち試合での登板が続いており、チームの勝利へ導く投球を数多くみせている。
場面を問わずフル回転で貢献しているのが、パトリック・マーフィーだ。今シーズンから加入した助っ人はその名のとおり、セットアッパーをはじめ、ロングリリーフ、さらにはビハインドの展開での登板とタフネスさも好感を高めている。
そして、プロ6年目右腕・生田目の登板は主にビハインドの展開ではあるものの、自らに与えられた役割をしっかりと果たし、チームを支えている。
ここから夏場を迎え、投手陣にとってもより厳しい戦いが続く。その中でしっかりパフォーマンスを残せるか。V奪回を目指すシーズン、今後の快投も期待したい。(数字は全て25日時点)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]