オリオールズのアンソニー・サンタンデール【写真:ロイター】

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オリオールズのサンタンデール、悪球打ちの本塁打でメジャー最多の9本

■ガーディアンズ 10ー8 オリオールズ(日本時間26日・ボルティモア)

 オリオールズのアンソニー・サンタンデール外野手が、6月の本塁打数でただひとり、ドジャースの大谷翔平投手を上回っている。25日(日本時間26日)に本拠地で行われたガーディアンズ戦に「3番・右翼」で出場し、8回の第5打席で21号ソロ。この一発で月間12号とし、両リーグ単独トップに立っている。

 4打席連続で凡退と、好調のバットも鳴りを潜めていた8回だった。2死走者なしの場面で打席に入ると、ヘンゲスの高め95.6マイル(約153.8キロ)直球を豪快に振り抜いた。逆方向への打球は、独特な右翼スタンドに吸い込まれた。

 ベネズエラ出身の29歳。2011年7月にインディアンスと契約し、2017年にオリオールズでメジャーデビューを果たした。2022年に152試合に出場し、打率 .240、33本塁打、OPS.773とブレーク。昨季はWBCにも出場し、シーズンでも28本塁打をマークした。今季は75試合で21本塁打と、自己最多を更新しそうだ。

 また、両打ちのバットから繰り出す豪快アーチはもちろん、さらにすごいのは悪球打ちだ。MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」によると、今季のボール球を本塁打にした回数でメジャー最多の9回。21本の半数近くとなる。ちなみに大谷の同回数は今季は1回だけ。想像より少ないかもしれない。(Full-Count編集部)