一般的にコンパクトカーはナンバープレートの3桁の分類番号が500番台で「5ナンバー車」と呼ばれますが、たまに「7ナンバー車」も走っています。どのようなクルマに7ナンバーがつくのでしょうか。

ナンバープレートの分類番号「700番台」は何を意味する?

 一般的にヤリス、フィット、ノートといったベーシックなコンパクトカーは、小型乗用車に分類され、ナンバープレートの3桁の分類番号が500番台であることから「5ナンバー車」と呼ばれます。しかし、そうしたコンパクトカーでたまに、分類番号が700番台の「7ナンバー」がついていることがあります。


7ナンバーのコンパクトカー(乗りものニュース編集部撮影)。

 7ナンバーはどのようなクルマにつくのでしょうか。ナンバープレートの業界団体である全標協(全国自動車標板協議会)に聞きました。

――7ナンバーは、そもそも何なのでしょうか?

 分類番号が2桁の時代は、「7」が三輪小型乗用車、「5」が四輪小型乗用と分かれていました。分類番号が3桁になってからは、「5・7」は統合され、三・四輪小型乗用車用に使われています。

 小型貨物車についても同様で、もともと「4」が四輪車、「6」が三輪車でしたが、分類番号の3桁化以降は三・四輪小型貨物車用として統合されています。

――7ナンバーはどのようなときに交付されるのでしょうか?

(4桁の数字を任意に選べる)希望ナンバー制度において、人気の高い希望ナンバーに見られます。同じ希望番号と「5」から始まる分類番号の組み合わせが枯渇すると、「7」ナンバーが交付されるようになります。それも枯渇すると、今度は「5」の分類番号の下一桁にアルファベットを使った組み合わせで払い出しが行われます。

 対して「3ナンバー車」(普通乗用車)の場合は、使える分類番号が300番台だけなので、人気の高い希望番号はより早くアルファベット入りに移行する傾向があります。

 また軽乗用車の場合、分類番号は580−590番台、780−790番台しか使えません。このため軽自動車でも人気の高い希望番号は7ナンバーに早く移行します。

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 5ナンバー車は7ナンバーも使えるのに、3ナンバー車は3ナンバーのみ。「昔は3ナンバー車といえば高級車で、小型乗用の5ナンバー車の方が台数が多かったので7は5ナンバー用に割り当てられたのですが、今は5ナンバーの登録が少なくなりましたね」とのことでした。


※一部修正しました(6月24日16時55分)。