ホンダが「斬新 軽バン」発表! 荷室フラットで「快適車中泊」出来る? N-VANとe:では違いある?
ホンダは2024年5月から受注を開始していた新型「N-VAN e:」を同年6月13日に正式発表しました。発売は同年10月10日を予定しています。
かねてから注目されていた新型N-VAN e:ですが、昨今根強い人気を誇る車中泊は出来るのでしょうか。
ホンダのNシリーズのラインナップとなる「N-VAN」をベースにEV化したのが新型N-VAN e:です。
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基本構造はガソリン車のN-VANと同じながら、床下にバッテリーを搭載してます。
そのため、商用車ならではの低くフラットなフロアや高い室内高、そしてN-VAN独自のセンターピラーレスなどの積載性の高さはそのままです。
またN-VANといえば、助手席・後席をフルフラットに出来る特徴もあり、アウトドアや車中泊ニーズの高まりから個人ユーザーからも支持されてきました。
室内空間を重視するN-VANですが、元々純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスをはじめ様々なメーカーから室内で快適に過ごすアイテムが登場しています。
とくにN-VANに設定されるホンダアクセスの「マルチボード(ラゲッジ・リア)」を使えば、下に荷物が入る床から一段高い快適なベッドとして使えます。
さらに「プライバシーシェード」を使うことで、車中泊などの時にウインドウを覆い、プライバシーを保つことが可能です。
実際にN-VANで車中泊をするユーザーからは「1人旅をするのに最適、室内空間も広くフラットになるのが良い」「大人2人でも車中泊出来るので、普段使いも非日常使いもできて良い」というような声がありました。
そして今回のN-VAN e:では、従来床下にバッテリーを搭載することで上昇する床面を様々な工夫により抑制することでN-VAN(ガソリン車)並みのフロアを実現しています。
またN-VAN e:には、4座仕様の「e:L4」「e:FUN」、前後2座仕様の「e:L2」、1座の「e:G」をラインナップ。
4座仕様は、N-VANが持つ助手席側前後ダイブダウンシートによるフラットな荷室などのパッケージ価値を継承。
1座/2座仕様では、パッケージ価値をさらに高めるため、センタービラーのない助手席付近の空間に注目し、その位置にある前後座席をなくし、床面を下げることで、荷室の拡大を図っています。
さらに、N-VANと異なるのは左側のインパネを極限まで削ることで室内長約95mmも伸ばし、長尺物の積載を可能としました。
このため、N-VANと同様にN-VAN e:でも車中泊をすることは出来そうです。
しかし、前述のマルチボードやプライバシーシェードはN-VAN e:には設定されていません。
この理由として、N-VANとN-VAN e:では荷室壁の構造が異なることが挙げられるため、流用が出来ないようです。
N-VAN e:での車中泊について、ホンダ販売店は次のように話しています。
「N-VAN e:でキャンプや車中泊をしたいという声は少なからず頂いています。
最近のキャンプ場では夜中にエンジンを掛けられないような場所もあるようで、その場合にEVであれば排気ガスや音を気にする必要はありません。
またN-VANとは一部分で構造が違うため、同じ純正アクセサリーが使えないこともありますが、市販の厚みのあるマットレスを敷けば問題なく車中泊をすることは可能です」