「マジでどうにかならないの?」 クルマの「水アカ問題」どう対処? “ガンコなこびりつき”を解決するアイテムとは
雨水で水アカが付くワケ「クルマへのダメージ」は大丈夫?
雨天時に気になるもののひとつが水アカ。水アカが付く原因は何なのでしょうか。
また、汚れを落としてきれいな状態を保つためにはどういったアイテムを使うとよいのでしょうか。
梅雨の時期は、きれいに洗車してもすぐに雨が降ってボディが汚れてしまうことが増えてきてしまいます。その汚れの正体は、水性の水アカ。
【画像】「えっ…!」これが「洗車機NG」のクルマです。理由を画像で見る!(41枚)
空気中にはチリやホコリなどの不純物が浮遊しており、雨水と一緒にクルマに付着してしまいます。
その後、水分が蒸発して、残ったホコリやチリなどの不純物が白っぽい輪状の汚れとなるのです。
これは「イオンデポジット」と呼ばれるもの。イオンデポジットは、一般的な洗車では、なかなか落としにくく、きれいなボディに仕上げるのに一苦労します。
とりわけ手が届きにくいボディの下回りやルーフ部分などは、イオンデポジットが発生しやすく、かつ、掃除するのが難しい箇所です。
さらに、このイオンデポジットには水分がたまりやすく、レンズのように残って日光の熱でクルマのボディ表面を傷めてしまうことにもなりかねません。これは「ウォータースポット」と呼ばれるガンコな汚れです。
梅雨の時期は、雨が降った後いっきに晴天となり、気温が上がることも少なくありません。
そんなとき、ボンネットやルーフ部分など直射日光に当たる箇所は、すぐに表面温度が上がりやすく、残った水分がウォータースポットになってしまいます。
雨水が原因で付着した水アカを放置していると、ウォータースポットになってクルマのボディ表面を傷めることになってしまいます。そのため、早めに水アカを落とすことが肝心。
可能な限り楽に水アカを落とす方法としてはどのようなものがあるのでしょうか。
水アカを落とすアイテムについて、カー用品店の担当者は以下のように話します。
「汚れを落とすアイテムでいえば、ウロコ取りなどいろいろございますので、用途に合わせてお使いいただければと思います。
ただし、ガラス専用のものとミラー専用のもので分かれていることが多いので、注意してください」
ウロコとは、ガラス面に付着した雨水や水道水が蒸発して乾いたときに残る白い汚れのこと。
これは前述したウォータースポットと同じもので、良好な視界を保つためにも早めにきれいにしておきたいと言えます。
ただ、ガラス用とミラー用では洗剤の内容が異なります。
ガラス専用のものをミラーに使ってしまうと、反対に曇ってしまって取りにくい汚れになってしまう場合があります。
そのため、ガラス用とミラー用は、原則として使い分けるのが理想的です。
梅雨の時期、雨が降るたびに丁寧に拭き上げるのは現実的ではありません。
しかし、せめて洗車後はマイクロファイバークロスなどボディを傷めず吸水性の高い布でボディ表面の水分をしっかり取り除くことが大切です。
クルマのボディをきれいに保つコツについて、前出の担当者は以下のように話します。
「カーシャンプーで洗ってからコーティングするなどの方法があります。
やはりコーティングしていただいたほうが、きれいに保ちやすいです。
雨で汚れを落とすことができるコーティングなどもありますので、そういったものもおすすめです」
ボディ表面をコーティングの被膜で守り、こまめに表面の汚れを洗い流してから、しっかり水分を拭き上げることが、イオンデポジットやウォータースポットの発生を防ぐのに役立ちます。
※ ※ ※
このように雨水が原因となって起こる水アカは、こまめな拭き上げやコーティングにより防ぎやすくなります。
水アカを放置するとサビ発生につながることもあるため、その都度丁寧に対応するのが理想的です。