スズキが新型「ハスラー」発表! レトロなゴツ顔「ワイルド仕様」 SUV感スゴッ! 「ジムニー」と比較する人はいるのか

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「ハスラー」と「ジムニー」を比較する人いる?

 2024年5月24日にスズキは軽乗用車「ハスラー」を一部仕様変更。新たに「ハスラー タフワイルド」を設定しました。
 
 そんなハスラーと同じスズキの「ジムニー」を比較する人はいるのでしょうか。

顔が変わった! スズキが新型「ハスラー」初公開!

 ハスラーは軽ワゴンタイプの乗用車とSUVを融合させたモデルとして、2014年に初代が登場し、2020年に2代目で現行型に刷新。

【画像】「えっ…!」これが新しい顔の「新型ハスラー」です!(43枚)

 SUVのエッセンスを取り込んでいるのがハスラーの特徴です。

 タフネス性をイメージさせるボディメイク、そしてキャンプやフィッシングといった様々なアウトドアアクティビティに対応できる内装設計がなされています。

 小物を入れられるポケットを社内の至る所に設置。助手席型のグローブボックスは、蓋を開けるとそのままテーブルとして使用が可能。

 後部座席の背面やラゲッジスペースは防汚処理がなされ、水や泥に汚れた道具類も気にせず載せられます。

 ワゴンならではの積載性に加え、限られた室内スペースを活用した使い勝手を向上する工夫が凝らされています。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mm、室内寸法は長2215mm×幅1330mm×高1270mm、ホイールベースは2460mmで、最小回転半径は4.6mです。

 エンジンは、657cc直列3気筒自然吸気(最高出力36kW(49PS)/6500rpm・最大トルク98Nm(5.9kgm)/5000rpm)と、658cc直3ターボ(47kW(64PS)/6000rpm・98Nm(10kgm)/3000rpm)の2種類を用意。

 すべてのエンジンは小出力の電動モーターとリチウムイオンバッテリーを備えたマイルドハイブリッドで、加速などをサポートします。

 駆動方式は前輪駆動と四輪駆動を設定し、ギアは全車AT(CVT)が組み合わされます。

 今回の改良では、「ハイブリッドX」「ハイブリッドX ターボ」に空気清浄機能「ナノイー」を付加したフルオートエアコンを装備。

 ダークグレーのレザー調&ファブリックシート表皮、ブラックパールのインパネカラーガーニッシュ、全面UV&IRカットガラスも採用しました。

 外観にはHUSLERのアルファベットエンブレム、メッキフォグランプガーニッシュ、メッキドアハンドルを装備しています。

 また、全車ヘッドライトをLED化。スズキのコネクテッドサービスに対応しました。

 さらに今回は「タフワイルド」という新バージョンが追加となりました。

 専用フロントグリルやバンパーガーニッシュ、ブラックメタリックのアルミホイール、ルーフレールを装備しタフネス性を演出。

 内装には撥水加工のファブリックシート表皮やドアトリムクロスを装備。さらにマットカーキをベースとした専用の内装色を採用しています。

同じ丸目のハスラーとジムニー、比較する人はいる?

 軽ワゴンSUVという市場を開拓したハスラーですが、スズキには「ジムニー」という本格的なSUVも存在します。

 カジュアルなアウトドアテイストを取り込んだハスラーと比較する人もいるでしょう。

 泥や岩だらけの道なき道も難なく走れるように設計されているのがジムニーの大きな特徴。

 日常の使い勝手優先も整えつつ、、荒れ地や普通のクルマではな入れないような場所に行くような業務用としても使える本格的なクロスカントリーという点がハスラーとの大きな違いといえます。

 そのため、壊れないタフネス性と走破性を優先に車体を設計しています。

 エンジンは、ハスラーのターボ車と同じものを搭載していますが、ギアは4速ATと5速MTを用意。

 駆動方式は四輪駆動のみを設定。後輪駆動か四駆かをドライバーがレバーで操作・設定するパートタイム式で、ギア比を落として駆動力を上げる副変速機がさらに装備されています。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm、室内寸法は長1770mm-1795mm×幅1300mm×高1200mmで、ホイールベースは2250mm、最小回転半径は4.8m。

 タイヤは大径(16インチ)で最低地上高も高め(205mm)に設定しています。

 SUVとしてハスラーかジムニーか、購入時に迷う人は実際にいるのでしょうか。

カクカクなスクエアデザインが特徴の「ジムニー」

 関東圏の販売店担当者は次のように話します。

「ハスラーとジムニーを比較検討されるお客様は一定数います。

 しかし、SUVとしての本格的な走行を求める人はジムニー、そこまで本格的でなくても居住性を重視したいという人はハスラーを選ばれます。

 デザインについてはどちらも個性的で、好みが別れる点ではあります。

 ただジムニーは納期が少しかかってしまうので、最終的にはハスラーを選ばれる人のほうが多いです」

 中部圏の販売担当者は次のように話します。

「基本的なコンセプトが違うので比較される人はそこまで多くない印象です。

 しかし最近ではジムニーをデザインで選ばれる人も多く、ありがたいことに『ジムニー女子』というの増えています。

 そんなライト層のお客様の中にはデザインでハスラーとジムニーを悩まれる人もおります」

 また関西圏の販売担当者は次のように話します。

「ハスラーとジムニーについて、多くのお客様はもう既に車種を決めていて、グレードのみのご相談が多いです。

『ジープのようなゴツゴツして本格SUVがいい』という人はジムニーを選びます。ハスラーはアクティブに使用しつつも日常利用でも多く使う人に人気です。

 1人、2人での運転をするのであれば走破性に優れているジムニーを、3人以上での使用を考えている方には居住性の良いハスラーをおすすめするのですが、ジムニーは納車が1年程度かかるのでそこをネックに考えるお客様が多いです」

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 スズキの軽SUV「ハスラー」「ジムニー」はどちらも唯一無二の個性と機能性を備え、高い人気を獲得しているモデル。

 それぞれの特徴の違いはありながらも、現実的な購入を考えると納期の面でハスラーを選択するというユーザーもいるようです。