「中国はまた中国だった」 韓国、ソン・フンミンへの”悪質ファウル”を糾弾「無意味で過激」
中国はW杯アジア2次予選第6節で0-1敗戦も、タイの結果により最終予選へ
中国代表は、6月11日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第6節で韓国代表に0-1で敗れた。
タイ代表との直接対決の結果となり、かろうじて最終予選突破を決めたが、韓国FWソン・フンミンへのラフプレーに対して、韓国メディアが「中国はまた中国だった」と糾弾している。
中国は立ち上がりからFWソン・フンミンを中心とした韓国の攻撃に苦しめられながらも、なんとか無失点でしのぐ。試合は徐々に激しさを増し、前半31分には韓国MFチョン・ウヨンにイエローカードが出された。
試合は前半を0-0で終えたなか、韓国が後半16分にサイド攻撃から最後はMFイ・ガンインがシュートを押し込んで先制に成功。その後、中国も反撃を試みたが、ボールを回す相手を攻略できず、そのままタイムアップを迎えた。そのなかで、中国は後半35分に途中出場のFWハン・ハオ、同アディショナルタイムにDFヤン・ツォーシャンが相手エースのソン・フンミンにハードファウルを仕掛け、イエローカード判定。ソン・フンミンは痛みに表情をゆがめるシーンもあった。
韓国メディア「X Sports News」は「ソン・フンミンを踏みにじった『少林サッカー』、中国はまた中国だった!」と見出しを打ち、「中国がまた無意味で過激なファウルを見せた」と取り上げている。
「最初の被害者は(ガンバ大阪でのプレー経験を持つ)DFクォン・ギョンウォンだった。後半9分、中国のMFシュー・ハオヤンがボールの前に立っていたクォン・ギョンウォンに意図的に飛びかかって蹴った。不必要なファウルだった。キム・ジンスがシュー・ハオヤンに抗議したが、シュー・ハオヤンは逆にクォン・ギョンウォンやほかの韓国の選手たちに怒りを露わにした」
記事では、「後半34分には途中出場のハン・ハオが主将ソン・フンミンに無意味なファウルをしたのだ。ソン・フンミンがタッチラインの近くでボールをキープしていると、ハン・ハオはソン・フンミンを倒した。ソン・フンミンは後半アディショナルタイムにも中国の選手たちの『少林サッカー』を身体で受けなければいけなかった」と、ソン・フンミンに対するプレーにも言及。「『中国が中国した』という表現を使うしかない。中国の選手たちが前半に静かだった理由は、ただ韓国が試合の主導権を握り、自分たちは無失点のために守備をしなければいけなかったからだ。失点してゴールが必要になると、中国の選手たちはいつものように荒いファウルでスポーツマンシップが欠如した行動を見せた」と糾弾していた。(FOOTBALL ZONE編集部)