Jリーグは11日、5月度月間ベストゴールを発表した。J1は柏レイソルのDF犬飼智也による得点が選出されている。

 犬飼は5月11日のFC東京戦で後半1分、ゴールまでかなりの距離があるところから右足を一閃。ボールはライナー性の軌道でゴールにまっすぐ向かうと、クロスバーを叩いてゴールネットに突き刺さった。

 選考委員会の足立修委員長は「時間を考えると変な失い方よりも思い切ってシュートで終わるイメージだったのではないかと思う」と見解を伝えると、北條聡委員は「迷わず右足を振り抜いた決断とボールに力を伝えた技術の合作」と称えた。

 犬飼はJリーグを通じて以下のようにコメントしている。

「前半1-3のビハインドで負けていた状況で、後半の頭に、追い風だったことや、(自陣にいる)相手を前に引き出したいという狙いもあって、遠目でもシュートを打とうということを決めていました。それが入ってチームに勢いをもたらすことができましたし、このシュートのおかげで相手を前に引き出すこともできたと思うので、試合展開的にも良いゴールだったと思います。シュートを打った瞬間は、良い感触だなというのはあったので、コースもいいところに飛んでくれましたし、入るかなと感じました。6月2日の福岡戦でケガをしてしまって、チームに迷惑をかけてしまいましたが、ここからリハビリを頑張って、また普段ではできないことにもトライして、成長して、また良いプレーができるように頑張っていきます」