思いやりの心育んで！ 足利市の小学校に「人権の花」贈呈
協力しながら花を育てることで、優しさや相手に対する思いやりの心を育んでもらおうと、足利市内の小学校に３日、マリーゴールドなどの花の苗が贈られました。
花の苗が贈られたのは、足利市立東山小学校です。この活動は、児童が協力して花を育てることで児童に思いやりの心を育んでもらおうという「人権の花」運動の一環で、足利市内では、人権擁護委員協議会や市、それに、宇都宮地方法務局などで構成される「足利人権啓発活動地域ネットワーク協議会」が毎年行っています。
贈呈式には全校児童およそ２２０人が集まり、１年生から６年生の各学年の児童２人が代表してプランターを受け取りました。東山小学校にはマリーゴールドやブルーサルビア、それに百日草など５種類１６０の苗が贈られました。協議会ではほかにも、足利市内の３つの小学校へ苗を贈呈するということです。
児童代表の６年生の石原綾太さんは「きれいな花がたくさん咲くように、心を込めて大切に育てていきたいと思います。花が咲いた時にはぜひ、またいらしてください」と挨拶しました。
東山小学校では毎年２回人権について学ぶ活動をしているということで、贈呈式のあとにはＳＮＳを利用した際、間違った送信をしたことがいじめに発展した事例を参考に、お互いに思いやることの重要性やいじめられた人の気持ちを学ぶ学習も行われました。
参加した児童は「これ（花の苗）を育てていくうちに人権の大切さに気付けたらいいと思います」「いじめに気をつけていきたい。みんなで協力して水やりをして育てていきたい」と話しました。
