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『トップガン マーヴェリック』(2022)での出演を機にハリウッドスターの仲間入りを果たしたグレン・パウエル。下積み時代は長く、これまで数多くのオーディションに落ち続けてきた。このたびパウエルがに語ったところによれば、あの『スター・ウォーズ』関連映画では最終選考まで進んでいたのだという。

その映画というのが、2018年公開の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。『スター・ウォーズ』シリーズでハリソン・フォードが演じたハン・ソロの若き頃に焦点を当てた物語が描かれ、主演には当時無名俳優だったオールデン・エアエンライクが抜擢された。

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『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』(2003)でスクリーンデビューを飾り、『ダークナイト ライジング』(2012)や『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)『ドリーム』(2016)といった注目作品に出演するも、ブレイクの機会に恵まれなかったパウエル。そんな中、『ハン・ソロ』のオーディションでは主役の座まで後一歩というところまで進んだのだが……。本人は当時を「今ではジョークを言えますが、最後のオーディションでやらかしてしまったんです」と振り返っている。

パウエルは他にもマーベル映画のキャプテン・アメリカ役のオーディションを受けたというが落選。『カウボーイ & エイリアン』(2011)ではポール・ダノが演じた役、『ロンゲスト・ライド』(2015)ではスコット・イーストウッドが演じた役のオーディションを受けたが、見送りとなった。

そんなパウエルに転機が訪れたのが2022年、トム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』だ。同作でパウエルはマイルズ・テラーが演じたルースター役のオーディションを受けたが落選。代わりにハングマンというキャラクターを提案され、一度は断ったというが、トムからの説得により出演を決めたのだった。

ちなみにトムは、出演を迷っていたパウエルを説得した際、「僕はどうやってここまでこれたと思う?」とという。これにパウエルが「最高の役を選ばれているからでしょうか」と答えたところ、トムはこう返したそうだ。「いや、違う。最高の映画を選んでいるからだよ。その後、僕が最高の役を作り上げるんだ」。『トップガン マーヴェリック』は2022年の米興収ランキングで一位を獲得し、文字通り“最高の”映画に。パウエルも同作での出演を機に一躍ブレイクを果たし、その後のキャリアでも飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍を見せている。

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