テレビマン180人に聞いた「4月改編で得した人」3位はホラン千秋、2位は澤部佑、1位になった“新CM女王”は?
「得した人」3位のホラン千秋、2位の澤部佑
「4月改編のタイミングで、各局は好調な番組をゴールデンに移動させたり、苦戦している番組のレギュラー陣を入れ替えたりします」(大手広告代理店のテレビ局担当者)
露出を増やし「得」する若手がいれば、出演番組がなくなり「損」する大御所もいる。本誌は、そんな現実を可視化するアンケートを入手した。
在京各局でドラマ、バラエティ、情報番組を担当する局員を中心とした180名に、大手広告代理店が4月改編で「得した人」「損した人」を聴取。ポイント形式でランキングしたものだ。
「今回、業界でもっとも話題になったのが『世界ふしぎ発見!』(TBS系)の終了です。しかし、レギュラーを務めた草野仁さんや、黒柳徹子さんが『損』の上位にランクインすることはありませんでした。誰もが好印象な幕引きだったからでしょう」(同前)
「得した人」ランキングで1位になったのは、朝ドラ『虎に翼』(NHK)の演技が絶賛されている伊藤沙莉だ。
「織田裕二さんを脇に回して主演した『シッコウ!!』(2023年、テレビ朝日系)以上の代表作だ」「CM契約は7社だが、マクドナルドとサントリーは複数の商品を兼務している。新CM女王の座も射程内に」と、テレビマンも大絶賛だ。
2位は澤部佑(ハライチ)。
「MCを務める帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)は低予算、低リスクで定着した」「4月から日テレとTBSでも新番組がスタート。2024年の出演本数は1位になりそう」「バスケに造詣が深く、パリ五輪の関連番組でも使われそう」。澤部のターンは続く。
3位はホラン千秋。
「パイロット版だったテレ朝系『ザ・ニンチドショー』がプライムに、『出川一茂ホラン』がゴールデンに定着」
有働由美子アナの後任・藤井貴彦アナが4位にランクイン。
「すんなりと『news zero』に馴染めている」「日テレ、TBS、フジと報道で大きな改編があったなかで、業界からの関心はダントツ」
旧ジャニーズが軒並み「損した人」にランクインするいっぽう、木村拓哉が「得」の5位に登場した。
「近年低調なテレビドラマで『Believe』(テレビ朝日系)の平均が10%超え」「当初はドラマへの期待値が低かったが、蓋を開ければ視聴者を引き込む見事な構成だ」
関口宏の後任、膳場貴子アナを挟み、7位に石原さとみが。
「4月期ドラマ『Destiny』(テレビ朝日系)の出演と、主演映画『ミッシング』のプロモーションが、いいタイミングで重なった」「育児をしながら、本格復帰したタイミングでもあり、他局からも待望されている」
ドラマ、バラエティ、報道と各分野で輝く30代がトップ3に。次に天下を取るのは、はて?