今春も続々と注目の新店がオープン! 誕生したばかりのレストランに吹く“新しい風”は面白いもの。

その中でも、誰かに知られてしまう前に、いち早く訪れておきたい珠玉の1軒が、白金の『atti』だ。


辺りが闇に包まれると、上質なカウンターに柔らかな明かりが灯る

柔らかなグレーが基調のミニマルな空間は、『Kabi』『AC HOUSE』『songbook』など、人気店を多数手掛ける長田 篤さんによるもの


白金高輪駅のほど近く、北里通りと桜田通りとをつなぐ名もなき道沿いに、昨年秋にひっそりと現れたレストラン『atti』

オーナーシェフの松野 敦さんは、一度は異なる分野で就職するも思いが募り20代半ばで料理の世界へ。

赤羽橋のフレンチ『タワシタ』でスーシェフ、代官山『Äta』でシェフを務めた他、広尾『Restaurant Ode』、豊洲市場の鮮魚卸やパン店の勤務など多彩な経験を積み、晴れて自分の店をオープンした。


ソースを味わう、10品構成のコース料理が魅力

コース(11,000円/4月1日より13,200円)を構成する10品は、松野さん曰く「ソースを味わっていただく料理」が中心。

ベースとなる出汁は取り方を変えつつ、常に10種類前後をそろえ、手間ひまをかけて仕込んでいる。




神経締めした函館産の「サクラマス」は、紅芯大根のジュレ、カブ、大根の葉のネパール風炒めとともに。




ピクルスやケイパーを加えて煮込んだイノシシ肉と、甘酸っぱいキャロットラペを挟んだ台湾式バーガー「割包(クワパオ)」。




自家熟成させた「蝦夷豚肩ロース」には旨みが凝縮されている。



絶賛の声多数の自家製パンも、30種以上の小麦粉を試し、試行錯誤の末に完成させたという研究者肌ぶり!

内側のもっちり感とパリッとした外側とのコントラストが見事で、香りやコクをプラスした特製のバターも評判だ。


料理とワインとの「一期一会」を楽しめる場に乞うご期待!

料理は季節ごとに内容をすべて変え、スペシャリテを作らないのも特徴。

また、ワインもペアリング(7,700円)中心で、他では出合えない銘柄をセレクト。コースメニューが変わるごとに、店内のストックも刷新される。

訪れるたび、新たな美味との出合いが待っている。




月刊誌『東京カレンダー』2024年5月号 お詫びと訂正

3月21日発売の月刊誌『東京カレンダー』2024年5月号16ページに掲載した『atti』様の記事内におきまして、表記に誤りがございました。

【該当箇所】
(誤)代官山『Äta』と広尾『Restaurant Ode』ではシェフを務めた他、豊洲市場の鮮魚卸やパン店の勤務など多彩な経験を積み、

(正)代官山『Äta』でシェフを務めた他、広尾『Restaurant Ode』、豊洲市場の鮮魚卸やパン店の勤務など多彩な経験を積み、

読者の皆様並びに生井祐介様、『Restaurant Ode』関係者様、『atti』松野 敦様及び関係者様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、ここに訂正させていただきます。


■店舗概要
店名:atti
住所:港区白金2-3-19 白金アネックス 1F
TEL:03-5422-9176
営業時間:ランチ 12:00〜(L.O.12:30)
     ディナー 18:00〜(L.O.21:00)
定休日:日曜、不定休
席数:カウンター6席、テーブル6席 ※要予約