指原莉乃、矢吹奈子らOGが続々登場。田中美久が卒業コンサートを開催!「HKT48で過ごした思い出はお墓まで持っていきます!」
HKT48の顔として10年間活躍してきた田中美久が、3月9日(土)、"みくの日"に福岡サンパレス ホテル&ホールにて、「田中美久 卒業コンサート〜10年分の感謝を込めて!みんなで一緒にみくもんもん〜」を開催! 昨年末にグループを卒業した田中がこの日だけアイドル復活! 会場に集まった2000人のファンとメンバー、さらにOGから盟友の矢吹奈子、先輩の指原莉乃、兒玉遥、田島芽瑠、朝長美桜が駆けつけ、彼女の門出を祝った。
1曲目『意思』からスタートし、田中は「HKT48」と書かれた旗を掲げる。ここ数年、先頭に立ってグループを引っ張ってきた彼女の功績を称える演出だ。そして初めて参加した曲『大人列車』、続いて初選抜曲『桜、みんなで食べた』と歴史を振り返っていく。
最初のMCで田中は「最後のステージどうなっちゃうんだろうって思ったけど、皆さんがたくさんうちわを持ってくださったり、コールをしてくださったり、本当に温かい場所だなと改めて思いました。まだまだ盛り上がっていけたら」と語った。
ユニットパートは各期のメンバーとともにパフォーマンス。いちばんフレッシュな6期生とは『夢は逃げない』、かつて山本彩が卒業の際に後輩に向けて歌った曲だ。田中は後輩たちに「未来のHKT48をよろしくね!」とメッセージを送った。10年間一緒に過ごした3期生とは『GIVE ME FIVE!』を、この日のためだけに結成された3期生バンドで披露。結束力の強さを見せてくれた。
田中美久ヒストリー映像ではメンバーへの感謝が語られる。そのラストでおなじみのイントロ。「みくりん卒業おめでとう! なこみく行くぞー!」との掛け声で矢吹奈子が登場! 会場の大声援にのって『生意気リップス』を歌う。この曲が初披露された時ふたりは12歳。そしてあれから10年......。ずっとアイドルを見続ける楽しさがここにある。
そこに加わった田島芽瑠、朝長美桜と現役の松岡はなの5人で歌うのは、2017年にリリースされた田中初センター曲『ロマンティック病』。彼女のお気に入り曲としてたまに披露はされてはいたが、オリジナルメンバー5人全員揃ったのは初とのこと! 何という巡り合わせだろうか。
『早送りカレンダー』では舞台袖で見ていたWセンターの片割れ、矢吹を田中が急遽ステージに引っ張り込む。天真爛漫な彼女らしい動きにファンは大喜び。
アンコールで歌ったのは、田中美久がAKB48選抜総選挙のランクインを記念して作詞した曲『わたしのふるさと』。そして家族やスタッフ、ファンにラストメッセージを送る。
「皆さんの応援のおかげで今ここに立てているし、応援がなかったら、もっと前に卒業していたと思います。卒業後は色んなことに挑戦させていただく機会も多くなって、不安だなって気持ちはすごくあるけど、卒業してからもついてきてくださるファンの皆さんのおかげで頑張ろうって思います。
つらい時も、不安な時もそばにいて、支えてくれて、親のような存在で私を守ってくれる皆さんが本当に大好きです。卒業してからも皆さんのことを忘れないし、このHKT48で過ごした時間はおばあちゃんになっても、お墓に入るまで持っていきます。私の人生の中で一番の思い出って言っていい、胸を張っていいほど青春で、思い出です」と振り返った。
ラストには親友の坂本愛玲菜、田中を慕う竹本くるみから贈る言葉、そして大恩人・指原莉乃からの手紙が読み上げられた。
「私が卒業して、(宮脇)咲良も奈子も卒業して、たくさんのメンバーとのお別れがあり、きっと不安で仕方なかったと思います。だけどしっかりHKTを守ってくれてありがとう。美久のおかげで大好きなHKTが大好きな形のまま存在してくれたって思ってるよ」とのねぎらいメッセージともに、花束を持った指原本人がサプライズ登場! ここまで涙をこらえていた田中だったが、子供に戻ったかのように泣いてしまう。
それに対して指原は「いつかみくりんが俳優さんとして、たくさん番組で共演できたら嬉しいなって思います」とエールを送った。
そしてダブルアンコールは出演者全員で『ロマンティック病』を歌い、田中が「皆さん、本当に、本当にありがとうございました! 大好きだよ!」と叫んでコンサートは終了した。
取材・文・撮影/関根弘康