クロノネクサス(2月20日、撮影:井内利彰)

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 名牝クロノジェネシスの半妹となるクロノネクサス(牝3、栗東・斉藤崇史厩舎)が、土曜中京3Rの3歳未勝利(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。

 クロノネクサスは父レイデオロ、母クロノロジスト、母の父クロフネの血統。半姉のノームコアは19年のヴィクトリアマイル、20年の香港Cの覇者。同じく半姉で、斉藤崇史厩舎の所属だったクロノジェネシスは19年の秋華賞、20年の宝塚記念と有馬記念、21年の宝塚記念を制した名牝だ。曾祖母は名繁殖牝馬のラスティックベルで、近親にはフサイチリシャールやフサイチエアデール、現役では先月のきさらぎ賞を制したビザンチンドリームなど、活躍馬がひしめいている。

 ここまで約1カ月をかけて、入念に乗り込まれてきた。6日のCWでの最終追いは6F83秒4、1F12秒4と平凡な時計だったが、実戦でどこまで変わり身を見せられるか。鞍上はクロノジェネシスの主戦を務めた北村友一騎手。大ケガのため、凱旋門賞を含めたラスト3戦では手綱をとれなかったので、妹でもう一度大舞台へ…と願うファンは多い。そういった意味でも結果を出してほしい初陣となる。