松本山雅ボランティアの除雪作業に脚光(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

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松本山雅ボランティア100名超の除雪作業に脚光

 J3松本山雅FCは3月9日、ホームでY.S.C.C.横浜とのJリーグ第3節に臨む。

 今節がホーム開幕戦となるなか、会場設営に尽力するボランティアの姿に脚光が当たっている。

 今季2試合を終え、1勝1分の松本山雅。ここまではアウェーでの連戦で、ついに今週末ホーム開幕戦を迎える。本拠での一戦ではサポーターの歓声を後押しに勝ち点3を獲得し、3季ぶりのJ2昇格へ大きく弾みをつけたいところだ。

 そんななかクラブは3月7日、公式X(旧ツイッター)に写真4枚を投稿。公開されたのは本拠地「サンプロ アルウィン」のピッチと会場外を収めたそれぞれ2枚で、「アルウィン除雪ボランティア」とタイトルを添えて写真についてこう説明している。

「皆様のおかげで予定より早く終了いたしました。ありがとうございました。劇的なビフォーさんとアフターさんをご覧ください。スタッフは明日も皆様をお迎えする準備をして、明後日アルウィンでお待ちしております。現場からは以上です」

 クラブが今回公開したのは、クラブが募集した100名を超えるボランティアによる除雪作業前と後の様子。作業前は会場内外ともに一面の銀世界であったのに対し、作業後のピッチは鮮やかな緑色を取り戻し、会場外は足場が奇麗に確保されている。市内に豪雪地帯を持ち冬場から春先の試合開催に困難を伴うことが宿命とはいえ、松本山雅のボランティアが見せた尽力は見事というほかないだろう。

 今回の投稿に対しファンからは、「信州に暮らす人の強さ、山雅愛の強さを感じました」「すご!雪どこへ消えた」といった反応が寄せられた。また、クラブは写真以外にも実際にボランティアが除雪作業を行う様子の動画なども公開。多くの人の思いが詰まった試合は、9日の午後2時にキックオフを迎える。(FOOTBALL ZONE編集部)