ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】

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エバートン戦はベンチ外で欠場

 イングランド1部ブライトンは現地時間2月24日、プレミアリーグ第26節のエバートン戦で1-1の引き分けに終わった。

 日本代表MF三笘薫はこの試合の登録メンバーから外れたなか、ロベルト・デ・ゼルビ監督は復帰時期について「分からない」と話している。

 ここ2試合スタメン出場を続けてきた三笘だったが、デ・ゼルビ監督が試合前日会見で「背中の問題を抱えていて、プレーできるかどうか分からない。私はノーだと思う」と明かしていたとおり、エバートン戦は欠場。日本代表のアジアカップ期間を除くと、三笘のリーグ戦メンバー外は昨年11月25日の第13節ノッティンガム・フォレスト戦以来、約3か月ぶりだった。

 試合は後半アディショナルタイムに追い付いてドロー決着となった一戦。試合後にデ・ゼルビ監督が三笘について言及したと、英紙「The Argus」が報じた。

 三笘は2月28日のFAカップ5回戦ウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦前に背中痛の検査を受けるといい、これによってデ・ゼルビ監督は「フラストレーションを募らせている」と同紙は指摘。指揮官は「カオルが水曜日にプレーできるかどうかは分からない。ミトマが出場できない場合でもとにかく準備を整えて必ず勝てるように頑張る」と言葉を振り絞ったが、「正直に言うと、ブライトンのクラブが、ミトマなし、(シモン・)アディングラなし、フリオ・エンシソなしで長期間、アンス・ファティなしで2か月、ペルビス・エストゥピニャン、ジェームズ・ミルナーなし、タレク(・ランプティ)なしでプレーするのは難しい。我々はブライトンで、同レベルの選手が25人もいない」と嘆いた。

 主力の野戦病院化となっているブライトンだが、デ・ゼルビ監督にとって攻撃のキーマンである三笘が数試合の欠場となると、かなり頭を抱える問題となりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)