美食を楽しんだら、銀座の夜を締めくくるのに不可欠なのは、バーだろう。ただ、少し敷居が高い…と思う方も多いのでは?

そこで、常連客もまだ少ない新店ならば、そのハードルは下がるはず。

銀座デートをしっとり愉しく成功に導く、4つの個性派バーをご紹介!


1.【ミクソロジーバー】異空間でいただくカクテルはエンタメ感満載
『Bar LIBRE GINZA』



2022/6/6 OPEN



鳥のさえずり音が流れ、緑いっぱいの癒し空間は天井高約4m。トークもしやすい

楽しい&落ち着ける高天井のジャングル的異空間


市民権を獲得しつつあるミクソロジーバーが銀座でも増える中、一風変わった佇まいで登場したのが、こちらの『Bar LIBRE GINZA』

ひとたび足を踏み入れれば、鳥のさえずり音と緑に囲まれた高天井の空間に圧倒される。


大胆にも自然を表現した、多彩なミクソロジーカクテル

シグネチャーカクテル4選。右3品は、右から2層構造の「アース&ネイチャー」、アマゾン原産フルーツ、クプアスの風味を活かした「ジャングルグレース」、ディルが香るジンベースの「森と木漏れ日」で各1,800円。左は、卵型ケースに収まる「イースターNo.10」(2,500円)で、卵白がまろやかなココナツ風味


「地下に潜む秘密のジャングル」をコンセプトにした同店が提供するのは、数多くの国際的な賞を獲得したオーナーバーテンダー、清崎雄二郎さんの監修するミクソロジーカクテルだ。

ハーブやスパイスなどをミックスした8種のシグネチャーカクテルを中心に300を超えるお酒が楽しめるだけでなく、フルーツカクテル類はほぼすべてノンアルコールでも提供可能というのも嬉しいところ。


〆にぴったりの絶品キーマカレー

野菜の旨みが凝縮し、カルダモン香る「スパイシーキーマカレー」(1,700円)は、辛さがあとを引く


また、小腹を満たすフードメニューでは、スパイシーなキーマカレーが絶品で、〆にもちょうどいい。

見た目のインパクト以上に落ち着ける異空間なら、同伴者も楽しませることができるはず。




■店舗概要
店名:Bar LIBRE GINZA
住所:中央区銀座1-6-6 ARROWSビル B1F
TEL:03-6263-0560
営業時間:15:00〜(L.O.23:00)
定休日:年末年始
席数:カウンター5席、テーブル14席
※サービス料10%、チャージ18:00〜 1,000円



2.【ワインバー】GINZA SIX裏の一等地で、気軽な角打ち感覚
『こばこ』



2023/9/20 OPEN



天然木材のカウンターやホワイトを基調としたインテリア

明るくて入りやすいモダンな空間


ふらりと立ち寄れるワインバーが一等地にあったなら。

それが、明るくモダンなインテリアでひときわ親近感を感じる『こばこ』だ。


店主が足を運んだ北海道産ナチュラルワインが豊富

右から、富良野の多田農園「メルロ 2021」5,000円、希少なタキザワワイナリーの「旅路ロゼ 2022」(5,000円)と「ミュラー・トゥルガウ 2022」3,900円、相澤ワイナリー「龍之介 2022」5,400円。直販オンラインショップでは売り切れていることも多いレアな銘柄が集結


扉を開けてすぐ目に入るワインセラーには、近年、独自のテロワールで世界のワイン通が注目する“北海道産”ナチュラルワインを筆頭に、厳選の銘柄が約30種類並んでいる。

北海道産についてはいずれも店主自ら足を運んだワイナリーの謹製で、中には少数製造のレアな一本も含まれる。



各ボトルにはスタッフ直筆の紹介札がつく


セラーに並ぶボトルは通常販売されており、抜栓料2,000円を支払えば店内で飲むことも可能。

また、オススメのグラスワインを常時4〜5種類用意しており、角打ち感覚でナチュラルワインが味わえるのもいい。



オーナーが選んだクラフトビールやクラフトジンなども用意


夜営業が16時からなので、アペリティフに活用するのもスマートだろう。

外国人客も多く、その場で打ち解けやすいフレンドリーなワインバーだ。


ギンザシックスの裏手の一等地


店は銀座三原通り沿いにある。




■店舗概要
店名:こばこ
住所:中央区銀座6-12-17 錦光ビル 1F
TEL:080-3008-0585
営業時間:【月〜金】ランチ 11:00〜14:00
          ディナー 16:00〜23:00
     【土・祝】ランチ 11:00〜14:00
          ディナー 15:00〜23:00
定休日:日曜
席数:カウンター10席
※サービス料、チャージともになし



3.【オーセンティックバー】経歴56年のバーテンダーが醸す人情味がクセになる
『銀座グレンカサーノ』



2023/3/4 OPEN



『トリスバー』『クラシックバー オリベ』『カミズバー』などを経て、オープンからメインバーテンダーを務める能坂俊博さん。タバコや名刺を使ったツカミのマジックも自慢

芸歴56年のバーテンダー、能坂俊博さんのお人柄


銀座のバーと聞いて真っ先に思い浮かぶのがオーセンティックバーだが、行き慣れないと気後れしがち。

「東急プラザ銀座」裏手に位置する『銀座グレンカサーノ』は、落ち着いた雰囲気を持ちながらも、この道56年というバーテンダー、能坂俊博さんの気さくでちょっとお茶目なお人柄から、和めるムードを醸し出している。


客どうし打ち解け合える店内の絶妙な距離感

一枚板のカウンターやレンガ調のインテリアで、入り口にはウェイティングスペースも。客同士の距離感も近いアットホームな雰囲気


「カウンターの前では皆平等」というバーならではのルールや所作を教えてくれるだけでなく、お酒に合った美味しい飲み方なども提案してくれる。

ときには、なかなかの腕前なテーブルマジックまで披露してくれることも。気づけば、カウンターを囲む他の客とも打ち解けていることさえある。


なぜか病みつきになる特製「銀座ハイボール」

アイラ島のスコッチ「ブナハーブン12年」を使った特製「銀座ハイボール」(1,200円)は絶品。攪拌(かくはん)技術やレモンピールなどの熟練技が冴える


名物「銀座ハイボール」ほか、各種カクテル、能坂さんが仕入れたレアな一本など、酒類は豊富。

新しいのに老舗感のある不思議な魅力を持ったバーなのだ。




■店舗概要
店名:銀座グレンカサーノ
住所:中央区銀座6-3-5 小池ビル B1F
TEL:03-5962-8938
営業時間:17:00〜(L.O.23:00)
定休日:日曜、祝日
席数:カウンター8席、テーブル4席
※サービス料なし、チャージ 1,000円



4.【シャンパーニュバー】選民意識をくすぐる“リアル隠れ家”
『Room 312 by LILI LA YULI』



2022/11/22 OPEN



フラワーコーディネーターという一面も持つ渡辺ゆり子さん。カウンターでは話も弾む


隠れ家的なバーが欲しい。

食通ならば一度は思うそんな野望を叶えるのは、注目の「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」の一室で密やかに運営されているシャンパーニュバーだ。


コリドー街の喧騒をよそに落ち着ける、ラグジュアリー空間

草間彌生のアートや杉本博司の写真などが飾られるムーディな空間


広尾で15年間シャンパーニュバーを構えていた渡辺ゆり子さんに、ホテルのプロデューサーが白羽の矢を立て、店舗作りを依頼。



シャンパーニュの泡をイメージしたという格子が印象的


一流のアートやインテリアによる妖艶な空間に。


厳選シャンパーニュが、グラスで15銘柄ほど常備

厳選シャンパーニュはグラス 2,000円〜


目利きでもある渡辺さんが厳選したシャンパーニュが豊富にそろい、グラスは常時15銘柄ほどで、ツウも満足の品ぞろえに。


ちょっと難しい入り方に優越感がくすぐられる

ホテル2階のバーにある看板を探す


名前のとおり、「312」号室に位置するが、その入り方はなかなかに個性的。

たどり着くまでがエンタメだ。




看板を見つけたら、「東京カレンダーを見た」とスタッフに来店の旨を告げ、カードキーをゲット。



312号室入り口でカードキーをかざし入店


もちろん、ひとたび入室すれば、コリドー街の喧騒をよそに、ひときわムーディな場所で、“隠れ家”感を堪能できる。

パートナーを連れて、優越感に浸れること間違いなしだ。




■店舗概要
店名:Room 312 by LILI LA YULI
住所:中央区銀座6-2-11 ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー
TEL:非公開(03-3573-1121 ホテルフロント)
営業時間:20:00〜(L.O.23:00)
定休日:土曜、日曜、祝日
席数:カウンター8席、テーブル8席、ソファ4席
※サービス料なし、チャージ 1,000円、ソファ席は要ボトルオーダー


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