グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞したテイラー・スウィフト。同賞を受賞するのは4度目となり、史上最多記録を更新した(画像は『Recording Academy / GRAMMYs 2024年2月4日付Instagram「GRAMMY winner department.」』のスクリーンショット)

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テイラー・スウィフト(34)が「第66回グラミー賞授賞式」で、4度目となる最優秀アルバム賞を受賞し、史上最多記録を更新した。式典では、難病を患う大御所歌手セリーヌ・ディオン(55)がサプライズ登場し、テイラーの受賞を発表した。しかしステージに上がったテイラーはセリーヌに感謝を述べることなく、よそ見をしながらトロフィーを受け取ったのだ。SNS上では、「テイラーはセリーヌを完全無視している!」「トロフィーをひったくっただけだ」と批判の声が殺到した。

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現地時間4日、米ロサンゼルスの屋内競技場クリプト・ドットコム・アリーナで、「第66回グラミー賞授賞式」が開催された。

式典では、米歌手テイラー・スウィフトの『Midnights』が最優秀アルバム賞を受賞した。テイラーが同賞を受賞するのは4度目となり、スティーヴィー・ワンダー、ポール・サイモン、フランク・シナトラの3度の受賞記録を抜く、史上最多記録を更新した。

テイラーの受賞を発表したのは、プレゼンターとしてサプライズ登場した大御所歌手セリーヌ・ディオンだ。セリーヌは2022年12月、稀な神経疾患である「スティッフパーソン症候群」と診断されたことを明かし、ワールドツアーの残りの日程をすべてキャンセルしていた。

そんなセリーヌが息子レネ・チャールズさん(23)に支えられながらステージに現れると、会場ではスタンディングオベーションが巻き起こった。

セリーヌは観客席に向かって「ありがとう、みんな。愛しています。みなさんはとても素敵よ。この場にいられて嬉しいというのは、本当に心からの言葉です」と伝えると、こう続けた。

「グラミー賞授賞式に出席できるほど恵まれた人達は、音楽が私達の人生と世界中の人々にもたらす多大な愛と喜びを、決して当たり前だと思ってはいけません。」

そして、「27年前にダイアナ・ロスとスティングという2人のレジェンドが私に授与してくれたグラミー賞を贈ることに、大きな喜びを感じています」と述べると、今年の最優秀アルバム賞はテイラーの『Midnights』が受賞したことを発表した。

するとテイラーは驚いた様子で周囲の人とハグを交わし、ステージに上がると数人の関係者達とハグを交わした。

しかしテイラーはあまりにも興奮しすぎたのか、最後にセリーヌの前に行くもハグや会話をせず、よそ見をしながらトロフィーを受け取ったのだ。その後、セリーヌは何も言わず、静かに後部へ退いた。

大先輩のセリーヌから賞を受け取るという貴重な瞬間にもかかわらず、テイラーがそのような態度を取ったことに、SNSでは以下のような声が殺到した。

「テイラーはセリーヌにハグしないどころか、完全無視していた。こんな態度は我慢できない!」
「彼女はセリーヌの存在に気付かず、トロフィーをひったくっただけだよ。」
「僕はテイラーを擁護してきたけど、今回は無理。セリーヌの存在を全く無視している。」
「テイラーはこの賞を3度受賞したプロ中のプロなのに。多くのことを背負っているアイコンを無視するなんて。」

一方、授賞式のバックステージでは、テイラーとセリーヌが寄り添っているツーショットが撮影されていた。

現地メディアが掲載した写真は、テイラーがセリーヌの肩に腕を回し、寄り添う姿を捉えたものだ。2人は頬を寄せて満面の笑みを浮かべるなど、仲睦まじい様子を見せていた。

画像は『Recording Academy / GRAMMYs 2024年2月4日付Instagram「GRAMMY winner department.」「A moment for the iconic #CelineDion at the #GRAMMYs」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)