「それがオオタニがいることの強みだ」 米記者指摘、1014億円・大谷翔平が自然と誘発する“引力”
ジェフ・パッサン記者、大谷がドジャースに在籍する効果を分析
米大リーグのドジャースは大谷翔平投手に続き、山本由伸投手が契約に合意したと複数の米メディアが報じている。今オフ超目玉とされていた2人のダブル獲り。米国の名物記者は大谷が球団にいることの副産物を指摘している。
米スポーツ専門局「ESPN」公式Youtubeチャンネルのスポーツトーク番組「パット・マカフィー・ショー」に出演したのは同局のジェフ・パッサン記者。その中で山本獲得の話題になった。司会者から「最終的にヤマモトはただ本当にオオタニと一緒にプレーがしたかったのか。彼らがどれだけ親しい関係だったのか気づかなかった。彼らは今後どうなっていくのだろうか」と水を向けられると、こう見解を述べた。
「お金以上のものがあったんだと思う。メッツもドジャースと同じオファーをしていたからね。それでもヤマモトはLA(ドジャース)に行くことを選択した。オオタニには日本人選手を引き寄せる“引力”があるんだと思う。ユウ・ダルビッシュはセンパイという感じだけど、オオタニはWBCでのキャプテンだった」とし、大谷がいることで日本人が自然と一緒にプレーしたい心理になると分析した。
WBCでは決勝の米国戦の9回に登板し、マイク・トラウトを抑えて胴上げ投手になるなど、獅子奮迅の活躍だった。パッサン記者は「あれでショウヘイは他の選手たちにより知られる機会になった。彼は日本を飛び出してプレーしていたから、彼らと一緒にプレーするのは初めてだったんじゃないかな」と推察。「野球選手としてだけでなく、スポーツ界のスターとして非常によく知られていると言われるのは当然だと思う」と侍ジャパンの一員として戦った影響を指摘した。
10年総額7億ドル(約1014億円)というメジャー史上最高額で契約した大谷。「史上最高の選手のそばでプレーするのは計り知れない魅力がある。日本の選手たちだけでなく、ドジャースの他の選手たちにとっても。FAとして思ったより高額を受けれなかったとしても、1、2年の契約をして、ショウヘイ・オオタニと一緒にLAでプレーできるんだ。それがオオタニがいるということの強みだ」とパッサン記者は訴えた。
伝説のベーブ・ルースを超える二刀流選手として、現代野球で唯一無二の存在になっている大谷。これからは日本のみならず、ドジャースの選手や他球団の選手も「一緒にプレーしたい」と選択する一つの動機になるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)