黒田アーサー
俳優の黒田アーサーが、10日の都内で、映画『18歳のおとなたち』先行上映会の舞台あいさつに出席。”18歳の成人”を話題にして「もう40年以上前」と口にして「アメリカだと、卒業パーティがある。チークダンス踊って、無事キスをしました」と今でも記憶に残る、青春の1ページを明かした。

黒田は、舞台あいさつに立った冒頭「実は僕、アメリカ国籍。日本の国籍がありません。なので、 成人式というものを経験したことがなく、日本の方を凄く羨ましく思っております」と内心を語った。




アメリカ・サンフランシスコ生まれの黒田は、日本の成人式を「羨ましい」と語っていたが、日本人から見ると逆に憧れるプロムの経験者。アメリカの高校生活における最大のイベント、卒業を祝うダンスパーティーに彼女を誘っていたそうだ。

現在62歳の黒田は「僕が18歳だったときは、もう40年以上前なので、もう、だいぶ記憶が薄れてるんですが…」と話し始めて「アメリカの高校に通ってる頃で、英語をやっと喋れるようになって、それで、彼女がようやく出来て、どうやったらキスに持ち込めるか、そればっかりずっと考えていました」と打ち明け、会場を和ませた。

続けて「まあ、アメリカだと、皆さんもご存じの卒業パーティーというものがあります。その卒業パーティーに彼女を連れていって、チークダンスを踊って、無事キスをしました。そういう結果になり…はい、ありがとうございます」と思い出し、遠い記憶だが照れて見せた。

司会者が、いたく興味を持って「彼女は、アメリカ人だったの?」と質問。黒田は少し、ためらいながら「彼女はですね、チャイニーズアメリカン。 中国系のアメリカ人でした」といい、彼女の名前も一緒に示していた。

本作は、子供でもない大人でもない”18歳の成人”の…ケンカ最強×インフルエンサー×引きこもりといった若者たちを追いかけた、リアルな葛藤を描く青春ムービー。非行少年が親子関係を見つめ直し、映画作りを通して友情を築き成長していくという、実話を基に描いた展開もある。

なお、今回の舞台あいさつには、黒田のほか、中島知子、三原羽衣、黒田昊夢、久田莉子、金子みひろ、黒田アーサー、佐藤周監督、プロデューサーの木谷真規氏らも同席していた。

映画『18歳のおとなたち』先行上映会は、池袋シネマ・ロサにて、12月15日までのスケジュール。来年3月から本格公開が予定されている。

▼ (左から)佐藤周監督、黒田アーサー、久田莉子、中島知子、三原羽衣、黒田昊夢、金子みひろ、木谷真規氏


▼ 映画『18歳のおとなたち』予告映像


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