プレミアリーグはおよそ3分の1にあたる12節を終了し、昇格組のルートン・タウン、シェフィールド・ユナイテッド、バーンリーは3チームすべてが降格圏に位置している。この状況について『ESPN』が「史上最悪の残留争い」と題して伝えている。

 3チームはいずれも1勝しかあげることができておらず、獲得した勝ち点も18位ルートン・タウンが6、19位シェフィールド・Uが5、最下位バーンリーが4と非常に少ない。『ESPN』によれば3つの昇格枠が設定されて以降、12節を終えて昇格組で降格圏が埋まった過去の例は2014-15シーズン(レスター、バーンリー、QPR)の1度だけ。しかしこの年の3チームが同時点で獲得した総勝ち点は28ポイントで、今季の“15”を大きく上回っている。

 また、最下位に沈むバーンリーはリーグワーストの勝ち点獲得ペースになっている。チャンピオンシップ王者として昇格し、元マンチェスター・Cのビンセント・コンパニ氏が率いていることでも注目されたが、1勝1分10敗と苦境に立たされている。プレミアリーグにおける12節終了時点での歴代ワースト記録は5ポイントだったが、それを下回る4ポイントしか獲得できていない。

『Opta』によると、1シーズンの史上最低勝ち点は07-08シーズンのダービー・カウンティで11点となっている。昇格組の3チームはこの状況から抜け出せるのか、それとも不名誉な新記録を打ち立ててしまうのだろうか。国際Aマッチウィーク明けの第13節ではルートン・タウンがクリスタル・パレスと、シェフィールド・Uがボーンマスと、バーンリーがウエスト・ハムと対戦。特にシェフィールド・Uの対戦相手は残留圏ギリギリの17位に位置しており、重要な一戦になる。