ACLでの不可解な判定に、家本元審判員が見解を示した。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

写真拡大

 なぜイエローカードが提示されたのか。

 川崎フロンターレは10月24日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3戦で、パトゥム・ユナイテッド(タイ)と敵地で対戦し、4−2で勝利。この試合での不可解なイエロー連発が、DAZNの『Jリーグジャッジリプレイ』最新回で取り上げられた。

 議論の対象となったのは、交代シーンだ。89分に、途中出場しようとタッチラインに立っていたジェジエウが警告を受けると、90+2分には、ピッチに投入された直後の高井幸大に主審が駆け寄り、イエローカードが提示された。

 司会を務める桑原学アナウンサーが投げかけた、判定理由への疑問に対し、番組でジャッジ解説員を務める元国際審判員の家本政明氏は、「公式のリザルトを確認していないので、懲戒罰の理由は把握できていない」と前置きしつつ、「可能性は2つある」と持論を述べた。
【動画】パトゥム対川崎のハイライト
「ひとつは、(選手が)主審の判定に対する執拗な異議を第4審判にしていた。もうひとつは、主審の許可なく(ピッチに)侵入したか。

 たとえば、交代で出る選手がフィールドから出ても、(途中出場の選手が)入っていいかは主審が許可した時じゃないと駄目なんです。主審がいいよと言わないで入ったら、競技規則上、懲戒罰の対象になると明記されている。日本で見たことないし、世界でも聞いたことがないですけど、どっちかだと思います」

 また高井、ジェジエウが投入される際の第4審判の反応にも触れ、「映像を見ると、第4審判の方が手でジェスチャーをしているので、おそらく主審の許可なく入ったということを、第4審判の方が主審に伝えたのかなと推測をします」との見解を示した。

 Jリーグではあまり見られない事象だが、審判団が変われば、判定の基準も変わる。アジアの舞台に挑むうえでは、選手は改めて基本的な競技規則を再確認する必要があるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部