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2000年のシリーズ誕生以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出してきたドラマ『相棒』。

2023年10月から、再会2年目の“伝説のコンビ”杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)が新たな挑戦に乗り出す『season22』が始動した。

そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中だ。

テレ朝POSTでは新シーズンのスタートを記念し、『相棒』の個性豊かな登場人物たちにスポットを当て、オススメのエピソードとともに彼らの魅力を紹介していく。

今回は、主人公・杉下右京の“5代目相棒”として『season21』で帰還した、初代相棒でもある亀山薫を取り上げる。

◆杉下右京と対照的な“直情型・熱血タイプ”

2000年6月放送のプレシーズン第1話で登場して以来、特命係で右京とコンビを組んで数々の事件を解決してきた薫。

知的で冷静沈着な右京に対し、薫は直情型の熱血タイプ。対照的な2人は出会った当初こそ反りが合わなかったが、しだいに互いを補い合うような関係性の“良き相棒”となっていく。

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そんな薫は2008年12月放送の『season7』第9話「レベル4〜後篇・薫最後の事件」を最後に警視庁を退職、特命係を離れることに。

南アジアの小国・サルウィン共和国に移住し、不正が蔓延する同国で子どもたちに“正義”を教えることを決意したのだった。

◆14年ぶり再登場!照れながら「亀山薫です」

そうしたなか、2022年10月放送の『season21』で、“5代目相棒”として戻ってきた薫。実に約14年ぶりとなる再登場だ。

『season21』初回&第2話の「ペルソナ・ノン・グラータ」で薫は、“サルウィン親善使節団”のメンバーとして日本に帰国。パーティーの会場で右京と再会を果たすことになった。

久々に右京と対面した薫はやや照れた表情を浮かべながら「亀山薫です」と挨拶すると、右京は落ち着いた様子で「わかっています」と応じた。

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サルウィンでは子どもたちに日本語を教えるなどし、校長の任にまで就いていたという薫。教え子のひとりが、サルウィンの腐敗政府を倒した反政府運動のリーダーであるアイシャ(サヘル・ローズ)だった。

そのことを薫から聞かされた右京は「君の理想が見事に開花した」とポツリ。続けて「君が正義を説いて育んだ子どもたちが腐敗した政権を打倒する原動力になったのだとしたら、まさしく君が丹精込めて育てた花が開いた結果、理想が開花したということですよ」と語った。