「港は家と同じ。出港して帰港するまでが大切」東ティモールで出会った誇り高き航海士

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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

10月14日(土)の放送では、東ティモールのディリを特集した。

インドネシアの東に位置し、アジアでもっとも若い独立国である東ティモール。その首都にあるディリ港には、夕方になると旅客船に乗るため多くの乗客がやって来る。

海軍出身のベテランクルー、ジャネット・ベルクマスさんに話を聞いた。

ジャネットさん:「この仕事はとても特別です。港は家と同じ。出港して帰港するまでが大切」

船室の清掃や出航準備、乗客の誘導に船長の補佐など、ジャネットさんの仕事は多岐に渡る。かつてこの船の中で出産した人もいたとか。若い祖国のために、日々力を尽くしている。

旅客船は、およそ12時間かけて飛び地にあるオエクシ港へ。この国の人々にとって、船はなくてはならない重要な交通手段のひとつだ。

ジャネットさん:「私たちは自国の船で働く最初の東ティモール人です。誇りに思っています」

彼は今日も港という家を守っている。

次回10月21日(土)放送の『港時間』では、東ティモールのオエクシを特集。日本との繋がりがある港で育った人物を紹介する。