スプリンターズＳは人気薄の短距離血統２頭に注目 好ローテの４歳牝馬、Ｇ�欺藹仭�の４歳牡馬に激走の気配
10月１日（日）、中山競馬場で３歳以上馬によるＧ�汽好廛螢鵐拭璽今咫兵�1200ｍ）が行なわれる。
このレースは、秋シーズン最初のJRAＧ�汽譟璽后�今年は2021年の勝ち馬ピクシーナイト、昨年のＧ�議�日杯フューチュリティＳを勝ったドルチェモア、昨年のＧ�宜眈承楜�念を勝ったナランフレグと、３頭のＧ�鞠呂�出走する。
函館スプリントＳを制したキミワクイーン
血統的視点からレースを占っていきたい。現役産駒がいる種牡馬で、最も芝1200ｍ戦で信頼できる種牡馬はロードカナロアだ。今年はファストフォースがＧ�宜眈承楜�念、キミワクイーンがＧ�携ヾ曠好廛螢鵐硲咫▲▲好�ワンタイムがＧ�珪�倉２歳Ｓ、ジュビリーヘッドがカーバンクルＳと、重賞３勝を含むオープン競走を４勝している。
過去の記事でも再三触れているが、今年の重賞では人気薄の馬の好走が目立っており、前述のファストフォースは12番人気での勝利。キミワクイーンは３番人気だったが、アスクワンタイムも10頭立て５番人気と、それほど人気の存在ではなかった。
今回は３頭のロードカナロア産駒が出走予定だが、どの馬も上位人気ではなさそうなので狙い目だ。中でも筆者は、キミワクイーン（牝４歳、美浦・奥村武厩舎）を本命に推したい。
同馬は今年６月の函館スプリントＳで重賞初制覇。中山・芝1200ｍでは今年１月のサンライズＳ（３勝クラス）を勝利している。３月に同コースで行なわれたＧ�轡�ーシャンＳの12着大敗が気になるところだが、同レースはやや早仕掛けとなり伸びを欠いたもの。勝ち馬とは０秒８差で、着順ほどの大敗だった印象はない。そのレースを教訓に、函館スプリントＳではじっくり構え、４コーナー10番手から鮮やかな末脚を伸ばして快勝している。
前走のＧ�轡�ーンランドＣ（札幌／８月27日）は７着に敗れたが、これは重馬場のせいだろう。今年４月の春雷Ｓ（中山）でも重馬場で２着に入ったが、洋芝の札幌は中山よりもパワーが要求されるので、同様に考える必要はないだろう。中山なら多少馬場が渋っても大きな影響はなさそうだ。
函館スプリントＳの勝ち馬では、2002年ビリーヴ、2011年カレンチャンの牝馬２頭がスプリンターズＳを勝利。また、2011年９番人気で２着のパドトロワ、2012年９番人気で３着のドリームバレンチノ、2016年９番人気で３着のソルヴェイグなど、人気薄の激走も少なくない。
「前走キーンランドＣ→スプリンターズＳ」という流れで出走した馬では、昨年のウインマーベルが、キーンランドＣ２着から７番人気で２着に入っている。さらに2011年のカレンチャンは、函館スプリントＳ→キーンランドＣ→スプリンターズＳと、今回のキミワクイーンと同じローテーションで３連勝している。勝利レースも前走も、このレースとは相性がいいパターンだ。
もう１頭はマッドクール（牡４歳、栗東・池添学厩舎）に注目する。まだキャリア９戦と少ないが、この春は春雷Ｓでキミワクイーンを破り、Ｇ�轡轡襯�ロードＳではハナを切って１着ナムラクレア、２着ファストフォースという強豪相手にアタマ＋クビ差の３着と好走。前走のＧ��CBC賞は９着と敗れたが、トップハンデの58.5kgが堪えたのだろう。リフレッシュしての１戦のため、見直しは可能だろう。
父ダークエンジェルはアイルランドで供用されている種牡馬で、Ｇ�毅款，離丱拭璽轡紂�英Ｇ�汽献絅薀ぃ辰離蝓璽汽襯侫�ース、ハリーエンジェルなど欧州で数々のトップスプリンターを出す種牡馬。日本では重賞勝ち馬を出していないが、JRAで14頭が出走して９頭が勝ち上がりという高い勝ち馬率を誇る。また、全24勝中14勝が芝1200ｍと芝短距離で存在感を示し、マッドクールの他にダークペイジ、シュバルツカイザーがオープンで活躍している。
マッドクールは母も祖母も重賞勝ち馬で、おじロイヤルダイヤモンドがＧ�軌Ε札鵐肇譽献磧湿，素呂般瞳呂皸賣�。初のＧ�欺仭�でもいきなり力を出せそうなポテンシャルを感じさせる。この馬もそれほど人気にはならなそうなだけに、激走に期待だ。
以上、今年のスプリンターズＳは、ロードカナロア産駒キミワクイーン、ダークエンジェル産駒マッドクールの２頭に注目したい。
