山田涼介、恋愛映画初主演!浜辺美波と描く切ない純愛『サイレントラブ』2024年1月公開
Hey! Say! JUMPの山田涼介がラブストーリー映画初主演を務め、浜辺美波と共演した内田英治監督作『サイレントラブ』が、2024年1月に公開されることが決定し、ティザービジュアルと特報映像が公開された。
本作は、『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田監督がオリジナル脚本で描く切ない純愛ラブストーリー。ある出来事をきっかけに声を発することをやめた青年・蒼(山田)は、事故で目が不自由になり、夢が途絶えかけている音大生の少女・美夏(浜辺)と出会う。彼女をすべての危険から守ろうとする蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の傷ついた心に届き始めた時、運命の濁流がふたりをのみこんでいく。久石譲が音楽を担当する。
原案・脚本・監督を務めた内田監督は、本作を「言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたい。そう考えて出来上がったオリジナル作品でございます」と説明。山田、浜辺については「極度に純粋な若い二人の愛の感情を、ほとんどセリフに頼らずに表現しなければならない。そんな難しい役を最高な形で演じていただきました。撮影現場では驚くほど静かに佇んでいながら、その視線の力強さが印象的だった山田さん。静かな優しさがそのまま演技に投影されていた浜辺さん。お二人が持つ素の魅力がより作品に力を与えたと思います」と語った。
また、音楽を手掛けた久石については「昔、映画を夢見ながら記者をやっていた頃に憧れからインタビューさせていただき『いつか映画監督になったら音楽を作っていただきたい』とお話しして、25年がたちました」と自身の夢が叶ったことを明かし、「出来上がった曲を聴いただけで涙してしまいました」と告白した。
公開された特報映像では、ピアノを弾く美夏の姿を偶然見かけた蒼という二人の出会いからはじまり、次第に交流を深めていく様子が美しい映像と音楽にのせて描かれていく。言葉と表情で心を通わすことができない二人だが、「彼はある日突然現れた。その手で、私を助けてくれたの」「暗闇の中に、一瞬光が差し込んだ気がした」とその心はゆっくりと交差している様子が伝わってくる。映像は、降りしきる雨の中で悲しみの表情を見せる蒼の姿で締めくくられており、二人にどんな運命が待ち受けているのか、気にならずにはいられない内容となっている。
また、併せて公開されたティザービジュアルは、美しい光の中で、お互いの存在を確かめあうかのように惹かれあう蒼と美夏の姿が描かれており、切なくて繊細なラブストーリーを期待させる仕上がりとなっている。(高橋理久)