3月下旬、『VIVANT』撮影現場で厳しい表情を見せていた堺

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「多分あの人、連ドラ1本分(のセリフを頭に)入れてる気がする」(YouTube「ジャにのちゃんねる」8月20日公開動画より)

9月17日の最終回に向けて、ますます盛り上がりを見せる日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。冒頭の発言は同ドラマに出演する二宮和也(40)が、主演の堺雅人(49)を評した言葉だ。

「二宮さんは今回の現場で、堺さんにアドリブの提案を何度もしたそうです。動画内で二宮さんは、どのシーンの話をしても堺さんがすぐに応じ、セリフをすべて覚えていたことに驚いたと語っていました。

堺さんは元の台本を大切にし、完璧に仕上げるタイプですが、今作ではチームワークを重視し、そういったアドリブにも柔軟に対応しているそうです。ほかの役者とも積極的にコミュニケーションをとり、脇役のリハーサルにまで参加するなど、座長としての振舞いが絶賛されています」(芸能関係者)

堺が今作にこれほど意欲的に取り組んだのには理由があるという。

「昨年末に大手事務所から独立した後、『今は順調だけど、先は分からないですからね……』と不安を口にしていたそうです。堺さんの連ドラ出演は20年版の『半沢直樹』以来3年ぶり。独立後初で、満を持しての大作とあって、役者人生を懸けて挑んだのでしょう」(スポーツ紙記者)

■追加キャストには主演級俳優の起用も

だが、堺の心配は杞憂に終わった。『VIVANT』の平均視聴率は8話終了時点で13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。今クールの民放ドラマでは最も高い数字だ。

「好評を受けて、早くも続編の制作が決まったと聞いています。TBSは“連ドラの復権”を掲げて今作に取り組んでいるので、映画化や単発のスペシャルドラマなどは検討していないようです。

福澤克雄監督の頭の中には撮影前から続編の構想があり、撮影が始まってすぐメインキャストたちに極秘で続編出演について声をかけていたそうです。

最近、具体的なスケジュールの打診があったようで、おそらく25年7月クールでの放送になると言われています」(制作関係者)

今作では豪華キャストも話題になったが――。

「何人か入れ替えるかもしれませんが、堺さんをはじめとして、基本的には今回の成功を生んだ『最強チーム』を継続させるでしょう。

続編では、過去に日曜劇場で主演を務めた佐藤浩市さん(62)や西島秀俊さん(52)、木村拓哉さん(50)、大泉洋さん(50)の起用も検討されているようです。みんな堺さんとの共演経験もあり、話題性も抜群で、今なら彼らの2年後のスケジュールも調整しやすいでしょう。

当然、海外ロケもあると思いますし、今作よりさらに大きなスケールで撮影する可能性は十分あります」(前出・制作関係者)

2年後の日曜劇場では、堺を中心に“最強チーム”を超える“ドリームチーム”が結成されるかもしれない。