飛行機のるときは空港早めに行かなきゃダメそうです!

「コロナ前連休超え」も

 国内航空会社各社が、2023年お盆期間(2023年8月10日〜20日)の予約状況を発表しました。各社ともに、新型コロナウイルスが5類に移行したことなどの影響をうけ、昨年より予約が増加している傾向です。


羽田空港の旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 JAL(日本航空)グループ国内線の2023年お盆期間の予約者数は、前年比116.5%となる116万6851人。同社は「ほぼ新型コロナウイルス感染症拡大前の水準まで回復し、好調に推移しています」とコメント。方面別では、全方面で前年を大きく上回っており、東北・北陸方面、中国・四国方面、九州方面の総予約数は前年比1.2倍を超え、好調に推移しているとしています。

 ANA(全日空)国内線2023年お盆期間の予約者数は、前年比132%となる153万2451人。全路線合計で前年比1.3倍を記録しているほか、コロナ前の2019年も超えているとのことで、「大型連休でコロナ前の予約数を超えるのは初めて」とコメントしています。方面別では、関西・中四国方面が前年比1.5倍と好調となっており、65歳以上の予約数も増加傾向にあるとのことです。

 LCC(格安航空会社)の予約数については、ジェットスター・ジャパン国内線が前年比134.3%となる16万7504人、ピーチ国内線が113%となる26万3502人を記録しています。

 一方国際線も昨年を上回る利用者が見込まれています。

国際線の状況

 JAL国際線の予約者数は前年比158%となる21万2950人を記録。「日本を含めた各国の水際規制撤廃などにより、総予約数は新型コロナウイルス感染症拡大前の約70%まで回復するとともに、前年比も約1.6倍と大きく伸長しました」とコメント。方面別では、全方面で前年の予約数を上回っており、特に、ハワイ・グアム線、台北線、ソウル線の予約率が90%を超えているとのことです。

 ANA国際線では、全路線合計で前年比 1.8 倍、予約率も78%を記録。ハワイ行きの予約数は前年比3.1倍となっているほか、ソウル・バンコク線などアジア方面も前年比2.5倍を記録しています。

 また、JALが展開する国際線LCCのZIPAIRでは、前年比236.1%となる3万9017人の予約を獲得するなど、多くの航空会社の国際線が好調な推移を記録しています。

 なお、ANAによると国内線のピーク日は、下り便が8月10日、11日、上り便が16日、17日。8月10日、11日については1日あたりの旅客数でコロナ禍以降最多を更新する見込みといいます。ZIPAIRによると国際線のピーク日は、日本発のピークは10日、11 日、海外発のピークは19日となるとのことです。