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 先週土曜日に20歳の誕生日を迎えたレナト・ヴェイガだったが、しかしながらその日に行われたレーゲンスブルクとのテストマッチでは姿を見せなかった。ポルトガル人ディフェンダーは合宿中に負傷を抱えて母国で休養しており、今はまたアウグスブルクに帰還したものの、そこでの話し合いからレンタルの早期終了が最善の策という結論に至った。つまり次の移籍先が決まるまではトップチームから離れて調整を行い、そしてその後は所属元であるスポルティング・リスボンに戻るということである。

 今冬よりボランチ、センターバック、左サイドバックとしてもプレーでき、本来は守備面で落ち着きをもって対処できるという触れ込みで加入した同選手だったが、その才能の片鱗を垣間見せる一方であまりにミスが多く、それはkicker採点平均4.22という低調な数字からもみてとれるもの。アウグスブルクはプファイファー、グムニーが開幕戦で出場停止、さらにウドゥオカイが延長を拒否したことで移籍の可能性が取り沙汰され、ハウウェーレウも負傷中という中で、マーセン監督にとってはさらにヴェイガ不在で対応を余儀なくされることとなった。

エヴァートン、スポルティングから19歳FWユセフ・シェルミティ獲得か

 昨季は英国2部降格寸手のところで救われた、プレミアリーグのエヴァートンFCだが、これまで移籍市場では比較的慎重な姿勢を貫いてきたものの、先日のアルナウト・ダンジュマに続いて、更なる新たなストライカーの確保に目処がたったようだ。 ポルトガルユース代表ユセフ・シェルミティが、スポルティング・リスボンから1500万ユーロの移籍金でトフィーズに加入するという。

 これは英国国営放送BBCをはじめとするイギリスメディアが報じたもので、奇しくもエバートンとスポルティングは土曜日にテストマッチで対戦するところ。これまでポルトガルU19代表として4試合に出場し、3得点をマークしている身長192cmを誇る19歳のセンターフォワードは、2016年に母国ブラジルからポルトガルの名門スポルティングのユースの門を叩き、昨シーズンにトップチームデビュー。ポルトガル1部16試合に出場して3得点、さらにヨーロッパリーグでも5試合に出場している。

アウグスブルク、マローンがシュトゥルム移籍に迫る

昨季すでにオーストリア1部ヴォルフスベルガーACにレンタル移籍(8ゴール)していたモーリス・マローン(22)が、アウクスブルクからの2024年に満了する契約延長のオファーを拒否し、退団を希望していることは以前から知られていたことだが、すでにSKシュトゥルム・グラーツと接触。クラブ間で最終的な話し合いを進めているところのようだ。