いろんな楽しみ方ができるホテルなのに…。

JALの部屋の提供も年内で

 東京ディズニーランドの近隣に位置する東京ベイ東急ホテル(千葉県浦安市)が、2023年12月31日のチェックアウトならびに朝食をもって営業を終了します。このホテルの1室にはJAL(日本航空)が航空ファンのために各種の趣向を凝らしやコンセプトルームが存在します。


「ウイングルーム」がある東京ベイ東急ホテル(乗りものニュース編集部撮影)。

 JALのコンセプトルーム「ウイングルーム」は退役したJAL機で実際に使用されていたパーツなどを部屋のインテリアをして各所に設置しているのが特徴。2022年4月に設置され、2023年5月27日よりリニューアルオープンしてました。

 現在の「ウイングルーム」はJAL国内線仕様機(ボーイング777-200「JA772J」)で実際に使用されていたファーストクラスシートを設置。シートの隣には、窓がついた客室壁部分のパネルが設置されているほか、CA(客室乗務員)が飲食物を提供する際に用いる「ミールカート」の実物も展示されています。パネルの窓のなかには、スクリーンが設置され、実際のJAL機の客室窓から録画された映像を流す工夫もこらされています。

 また、室内ではJAL特製機内食を提供する「味覚」のサービス、特徴的な香りをもつJAL機内と同仕様のハンドソープを設置する「嗅覚」のサービス、機内で実際に聞こえるサウンドを室内に流す「聴覚」のサービスなどを体験できる設備が備わります。

 JALによると、この「ウイングルーム」も、ホテルの営業終了にともなって2023年12月31日チェックアウト分で提供を終えるとのことです。なお宿泊価格は、1室2名あたりの料金が2万円からとなっています。