暑いのにエアコン突然止まった カギは室外機と外気温、直射日光
「猛暑日」が続く日本列島。日中、室内で過ごすには冷房が必須だ。しかし、エアコンが「止まってしまった」と悲報をつづるツイートが散見される。使用中に突然ストップ、昨日まで使えていたのにダメになった、といったニュアンスだ。
実はエアコン自体の故障ではなく、暑さが室外機に影響して運転が止まった可能性も!?対策をまとめてみた。
「外気温43度」まで動作保証するが
空調機メーカーのダイキン工業の2018年7月19日付リリースによると、室外機周辺の外気温が何らかの原因で高くなりすぎると、エアコンの「効き」が弱くなってしまう。
一般的な家庭用エアコンは、日本産業規画(JIS)により外気温43度での動作が保証されている。ただ最近、室外機が設置されるベランダなど屋外は、首都圏をはじめ35度超が続く日が多い。直射日光や周辺環境の影響によっては、室外機周辺の気温が43度を超える場合もあり得る。そうなると、室外機のパフォーマンスは落ちるだろう。
ダイキンは同リリースで、「エアコンの性能を引き出す環境整備」を紹介している。室外機を日陰に設置する、すだれを立てかけるなどで直射日光を防ぐ、吹き出し口をふさがないようにするといったアドバイスが並ぶ。ほかにも、室外ではよしずやすだれを、室内ではカーテンやブランドを利用して、熱を遮ることを推奨している。室内機の点検と掃除も勧める。
なお最新のエアコンでは、50度まで対応している機種も多いようだ。ダイキンとパナソニックの公式サイトには、50度でも動くことをアピールしている商品も見られた。