函館リーディングで首位を快走する佐々木大輔騎手(撮影:下野雄規)

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 函館リーディングで首位を快走する2年目の佐々木大輔騎手が、函館2歳S(2歳・GIII・芝1200m)のクールベイビー(牝2、美浦・矢野英一厩舎)でJRA重賞初制覇を目指す。

 佐々木騎手はルーキーイヤーの昨年こそ9勝に終わったが、今年は既に37勝を挙げて全国リーディング15位、関東リーディング5位に付けている。今週が最終週となる函館開催では18勝を挙げて、2位の藤岡佑介騎手に5勝差でトップ。1回新潟開催では最終週に菱田騎手に逆転を許し、1勝差でリーディングを逃したが、その悔しさを糧にタイトルに王手をかけている。

 函館2歳Sではクールベイビーとコンビを組む。今回と同舞台のデビュー戦は、3番手から差し切り。時計が地味で、2着馬ともわずかにクビ差だったが、着差以上に余裕を感じさせるレースぶりだった。何よりレースセンスの良さが目に付いただけに、一気に相手強化となる今回も軽視禁物だろう。佐々木騎手は昨年のアルテミスSのコウセイマリア(8着)以来となる2回目のJRA重賞チャレンジ。ここで初タイトルを手にして、函館リーディングに弾みを付けたい。