武豊騎手とのコンビで重賞初制覇を目指すドーブネ(今年2月撮影、ユーザー提供:モエロウエクラさん)

写真拡大

 武豊騎手がドーブネ(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)で、函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)の10年ぶり2勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで函館記念に9回騎乗している。04年にはGI2勝のファインモーションで参戦したが、クラフトワークの末脚に屈して惜しくも2着。初制覇は4回目のチャレンジとなった13年のトウケイヘイローだった。その後は17年のステイインシアトル(15着)、昨年のフェアリーポルカ(12着)など5回挑んでいるが、2勝目には手が届いていない。

 今年のパートナーはドーブネだ。21年の千葉サラブレッドセールで藤田晋氏に4億7010万円(税抜)の超高額で落札され、大きな話題となったディープインパクト産駒。ここまで11戦4勝。オープン昇級後も白富士Sが2着。中山記念が3着、メイSが4着、巴賞が2着と好走を続けており、重賞タイトルまであと一歩に迫っている。話題性抜群の人馬が函館のフィナーレを飾る重賞を勝てば、大いに盛り上がること間違いなし。名手の手綱さばきが楽しみだ。