デビュー戦で競り合いを制したバスターコール(ユーザー提供:TKさん)

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 ルメール騎手がバスターコール(牡2、美浦・田村康仁厩舎)で函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)の初制覇を狙う。

 ルメール騎手はこれまで函館2歳Sに4回参戦。19年のタイセイビジョンでの2着が最高着順で、それ以外の3回は全て2桁着順に終わっている。また、15年から21年まで、7年連続でJRAの2歳重賞を制していたが、昨年は6鞍に騎乗して未勝利。ここを勝てば、21年東京スポーツ杯2歳Sをイクイノックスで制して以来、10戦ぶりの2歳重賞制覇となる。

 今年のパートナーはバスターコールだ。父ルーラーシップ、母デグラーティア、母の父フジキセキの血統。父はどちらかという中長距離タイプを多く輩出しているが、本馬はデビュー3連勝で小倉2歳Sを制した母の血が前面に出て、スピードに秀でている。前走の新馬勝ちは1400mだったが、前進気勢が強いので1200mへの距離短縮は問題なし。母に続く無敗での重賞初制覇が期待できそうだ。