21年の七夕賞を制したトーラスジェミニ(撮影:小金井邦祥)

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 21年の七夕賞(GIII)を制したトーラスジェミニ(牡7、美浦・小桧山悟厩舎)が12日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後はJRA馬事公苑で乗馬となる予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 トーラスジェミニは父キングズベスト、母エリモエトワール、母の父マンハッタンカフェという血統。近親に15年のダイオライト記念で2着に入ったトウシンイーグルがいる。

 18年7月に福島競馬場でデビュー。コンスタントに勝ち星を重ね、20年3月の幕張Sを制してOP入リを果たす。3歳時以来の重賞挑戦となったエプソムCでは、18番人気ながら3着に入り、波乱を演出。13度目の重賞出走となった21年の七夕賞で初タイトルをつかんだ。

 本馬は人気薄での勝利、好走が印象的。初勝利を75.3倍、2勝目は35.3倍で挙げたほか、3勝目を141.8倍で飾るなど、全8勝のうち一度も1番人気で勝利したことがない。前述したエプソムCと合わせ、何度も波乱の立役者となり、穴党から支持を集めた。ラストランは今月9日の七夕賞で、通算成績は43戦8勝(うち重賞1勝)。

(JRAのホームページより)