青竜Sを快勝したユティタム(ユーザー提供:あんパンさん)

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 金子真人オーナー(名義は金子真人ホールディングス)がユティタム(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)でジャパンダートダービー(3歳・JpnI・ダ2000m)の2年連続3勝目を狙う。

 金子真人オーナーはこれまで05年カネヒキリ、22年ノットゥルノでジャパンダートダービーを2勝している。また、03年ユートピアと11年ボレアスで2着が2回、18年グレートタイムで3着が1回ある。ジャパンダートダービーの歴史に金子オーナーありといっても過言ではないだろう。

 ユティタムは父が無敗の米3冠馬Justify、母も米G1勝ちのジペッサという血統馬。ここまで4戦3勝。デビュー戦こそ後にユニコーンSを制するペリエールに敗れたものの、そこから未勝利、1勝クラス、青竜Sと3連勝。とりわけ前走の青竜Sは強豪相手も何のその、好位から抜け出して2馬身半差の圧勝。勝ち時計の1分35秒8は過去10年で3番目に速く、馬場状態を考慮しても優秀だった。今回は未対戦の強豪もズラリと顔を揃えたが、血統のポテンシャルはナンバーワン。鞍上の川田将雅騎手も頼もしく、4連勝での戴冠が期待できそうだ。