【海外発!Breaking News】毒ヘビに足首を噛まれてパニックになった女性 脚が腫れ上がり、黄色に変色!(英)
英ロンドン郊外に住むある女性が先月末、毒ヘビに噛まれてパニックに陥った。そして毒が早く回ってしまい、事故から1週間後も普通に歩くことができず、脚が黄色に変色してしまったという。「ヘビに噛まれた時は、冷静に行動して!」という女性のメッセージを、ロンドンのニュースサイト『MyLondon』などが伝えている。
【この記事の他の写真を見る】
ロンドン東部に住むボー・エイヴィスさん(Beau Avis、26)は先月31日午後2時頃、父ケヴィン・エイヴィスさん(Kevin Avis、59)と一緒に車で自宅近くのアップミンスターの森に出かけた。
愛犬の散歩のために向かったのだが、ボーさんがその日履いていたのはサンダルで、森を歩いてしばらくすると突然、ヨーロッパクサリヘビに左足首3か所を噛まれ、悲鳴をあげた。
ボーさんは「左脚に酸をかけられたような酷い痛みが走った」と当時のことを振り返り、このように続けた。
「足元を見ると、体長50センチほどのヘビが草むらに逃げていくのが見えたわ。茶色い体にジグザグの模様があるのを見て、ヨーロッパクサリヘビだとピンと来たの。それでヘビが大嫌いな私はパニックに陥ったのよ!」
ケヴィンさんはそんな娘をなんとか落ち着かせようとしたが、ボーさんは恐怖ですっかり冷静さを失っていた。そして2人は、慌てて車を停めていた場所まで走り、自宅へと向かった。
ボーさんは「車までは300ヤード(274メートル)ほどあって、車が走り出すと、私の脚はどんどん腫れ上がっていったの。それで母に電話し、救急車を呼んでもらったわ」と明かし、こう続けた。
「救急隊が到着したのは、噛まれてから25分後だった。でももうその時には意識が途切れ、嘔吐し、腹痛に苦しんでいたわ。」
なお毒ヘビに噛まれた時はできるだけ動き回らず、冷静に対処することが大切で、ボーさんのようにパニックに陥ると毒の回りが早くなる。ボーさんは重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こしており、ラムフォードのクイーンズ病院へと搬送された。
毒ヘビに噛まれた場合に有効な抗毒素の投与は、噛まれてから4時間以内が最も有効だそうで、医師は「国立毒物情報サービス(National Poisons Information Services)」に治療のアドバイスを求め、午後4時に点滴投与を行った。
ところがその夜、ボーさんの左脚は2倍に腫れて真っ赤になり、翌朝6時に医師は再び抗毒素を投与した。
ボーさんは「ヨーロッパクサリヘビによる死亡例は長い間なかったようなの。でも医師は私の血圧が低かったことから、最初の12時間はとても心配したそうよ」と明かす。
幸いなことにボーさんは、2晩を病院で過ごして退院し、「搬送された病院で薬剤が確保でき、抗毒素の点滴を受けられたことはラッキーだった。もしヘビに噛まれた場所が森の奥深くだったら、今回のようにはいかないでしょうね」と語った。
しかしながらボーさんの回復は遅く、退院後6日経っても痛みが酷く、左脚は黄色に変色してしまったそうだ。また感染症などの問題はないものの、ベッドから起き上がるのもつらく、歩く時は松葉杖が必要だという。
そんな自身の経験からボーさんは「私はヘビに噛まれた後に冷静な対応ができず、重症化してしまったの。だからこの経験を多くの人とシェアし、同じような状況になった時にはどのように行動すればいいのかを知ってもらえると嬉しいわ」と述べている。
ちなみに慈善団体「野生生物トラスト(The Wildlife Trusts)」によると、ヨーロッパクサリヘビは全長60〜80センチと小さめでずんぐりした体型をしており、北アイルランドを除くイギリスのほとんどの地域で見られるという。イギリス唯一の毒ヘビで、噛まれても命に関わることはほとんどないが、痛みが酷く腫れ上がるため、できるだけ早く治療を受けることが勧められている。
画像は『Metro 2023年6月11日付「Dog walker’s leg turned yellow after being bitten by UK’s only venomous snake」(Picture: Beau Avis/SWNS)』『The Mirror 2023年6月10日付「EXCLUSIVE: Woman lucky to be alive after British snake bite poison sends her into anaphylactic shock」(Image: Daily Mirror)』『The Daily Star 2023年6月12日付「Woman left unable to walk as leg turns yellow from bite by UK’s only venomous snake」(Image: Courtesy Beau Avis / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
【この記事の他の写真を見る】
ロンドン東部に住むボー・エイヴィスさん(Beau Avis、26)は先月31日午後2時頃、父ケヴィン・エイヴィスさん(Kevin Avis、59)と一緒に車で自宅近くのアップミンスターの森に出かけた。
ボーさんは「左脚に酸をかけられたような酷い痛みが走った」と当時のことを振り返り、このように続けた。
「足元を見ると、体長50センチほどのヘビが草むらに逃げていくのが見えたわ。茶色い体にジグザグの模様があるのを見て、ヨーロッパクサリヘビだとピンと来たの。それでヘビが大嫌いな私はパニックに陥ったのよ!」
ケヴィンさんはそんな娘をなんとか落ち着かせようとしたが、ボーさんは恐怖ですっかり冷静さを失っていた。そして2人は、慌てて車を停めていた場所まで走り、自宅へと向かった。
ボーさんは「車までは300ヤード(274メートル)ほどあって、車が走り出すと、私の脚はどんどん腫れ上がっていったの。それで母に電話し、救急車を呼んでもらったわ」と明かし、こう続けた。
「救急隊が到着したのは、噛まれてから25分後だった。でももうその時には意識が途切れ、嘔吐し、腹痛に苦しんでいたわ。」
なお毒ヘビに噛まれた時はできるだけ動き回らず、冷静に対処することが大切で、ボーさんのようにパニックに陥ると毒の回りが早くなる。ボーさんは重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こしており、ラムフォードのクイーンズ病院へと搬送された。
毒ヘビに噛まれた場合に有効な抗毒素の投与は、噛まれてから4時間以内が最も有効だそうで、医師は「国立毒物情報サービス(National Poisons Information Services)」に治療のアドバイスを求め、午後4時に点滴投与を行った。
ところがその夜、ボーさんの左脚は2倍に腫れて真っ赤になり、翌朝6時に医師は再び抗毒素を投与した。
ボーさんは「ヨーロッパクサリヘビによる死亡例は長い間なかったようなの。でも医師は私の血圧が低かったことから、最初の12時間はとても心配したそうよ」と明かす。
幸いなことにボーさんは、2晩を病院で過ごして退院し、「搬送された病院で薬剤が確保でき、抗毒素の点滴を受けられたことはラッキーだった。もしヘビに噛まれた場所が森の奥深くだったら、今回のようにはいかないでしょうね」と語った。
しかしながらボーさんの回復は遅く、退院後6日経っても痛みが酷く、左脚は黄色に変色してしまったそうだ。また感染症などの問題はないものの、ベッドから起き上がるのもつらく、歩く時は松葉杖が必要だという。
そんな自身の経験からボーさんは「私はヘビに噛まれた後に冷静な対応ができず、重症化してしまったの。だからこの経験を多くの人とシェアし、同じような状況になった時にはどのように行動すればいいのかを知ってもらえると嬉しいわ」と述べている。
ちなみに慈善団体「野生生物トラスト(The Wildlife Trusts)」によると、ヨーロッパクサリヘビは全長60〜80センチと小さめでずんぐりした体型をしており、北アイルランドを除くイギリスのほとんどの地域で見られるという。イギリス唯一の毒ヘビで、噛まれても命に関わることはほとんどないが、痛みが酷く腫れ上がるため、できるだけ早く治療を受けることが勧められている。
画像は『Metro 2023年6月11日付「Dog walker’s leg turned yellow after being bitten by UK’s only venomous snake」(Picture: Beau Avis/SWNS)』『The Mirror 2023年6月10日付「EXCLUSIVE: Woman lucky to be alive after British snake bite poison sends her into anaphylactic shock」(Image: Daily Mirror)』『The Daily Star 2023年6月12日付「Woman left unable to walk as leg turns yellow from bite by UK’s only venomous snake」(Image: Courtesy Beau Avis / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)