シャルケ戦でミドルシュートを突き刺した鎌田。(C)Getty Images

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 ドイツメディア『Bild』が、フランクフルトの鎌田大地に賛辞を贈った。

 今季限りでフランクフルトを退団する鎌田は、今季ここまで公式戦で16ゴール・5アシストをマーク。現地時間5月20日に開催されたシャルケ戦(2−2)では、カットインから見事なミドルで同点ゴールを奪い、前節のマインツ戦に続いて(3−0)2試合連続ゴールを決めた。

 同メディアは「フランクフルトは鎌田大地を心から恋しく思うだろう 」と見出しを打ち、シャルケ戦の鎌田のパフォーマンスを「再び、この2年間、ほとんど欠かすことのできない存在であった理由を示した」と称賛している。

「彼が積極的にボールに絡んだ時には、危険な状況を作り出した。この日本人は非常に遊び心があり、巧みなパスでチームメイトを操った」
 
 鎌田は今季、開幕からハイパフォーマンスを披露しながらも、カタール・ワールドカップ以降はゴールを奪えない試合が続いた。

 しかし、直近の公式戦では4試合で3ゴール。復調を遂げたプレーメーカーについて、「今年の初めからずっと悩まされていたゴールスランプにもついに終止符を打った。リーグ戦では9点、今季通算16点目だ。フランクフルトでこれほどの活躍をしたことはない」と、その活躍ぶりを評価している。

 最後には、今季限りで退任するオリバー・グラスナー監督との関係性にも言及。「グラスナーのもとで鎌田は大きな成長を遂げた。外部からの批判のなかでも、彼は鎌田に信頼を置き続けた。シャルケ戦のゴール後、ベンチに駆け寄ってハイタッチをしたのは印象的だった」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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