エリザベス女王の“国葬費用”は約278億円、内訳も公開

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エリザベス女王の国葬の費用が、約278億円だったことが明らかになった。エリザベス女王は昨年9月8日、スコットランドのバルモラル城で96歳で崩御し、その11日後にウェストミンスター寺院で国葬が行われたが、今回、財務省が6日間のひつぎ安置を含む一連の行事と国葬にかかった費用を明らかにした。

最も支出が大きかったのは内務省の127億円と、デジタル・文化・メディア・スポーツ省の約99億円で、エディンバラでひつぎ安置を行ったスコットランド政府の支出は約32億円となっている。

ジョン・グレン財務副大臣は、下院に向けた声明の中で、エリザベス女王の崩御時、非常に多くの国民がロンドンやエディンバラでのひつぎ安置やロンドンやウィンザーでの国葬に訪れたとした上で、内訳の詳細を発表した。

ちなみに過去の費用と比較すると、1965年のウィンストン・チャーチルの国葬が現在の価値で約68億円、1997年のダイアナ妃の葬儀が現在の価値で約9億円から15億円となっている一方、2021年4月にコロナ感染拡大によるロックダウン中にウィンザー城で執り行われたフィリップ殿下の葬儀費用は明らかにされていない。