東京株式(前引け)=続伸、円安追い風に2万9000円台回復

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 1日前引けの日経平均株価は前営業日比199円81銭高の2万9056円25銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億5451万株、売買代金概算は1兆6864億円。値上がり銘柄数は1177、対して値下がり銘柄数は569、変わらずは89銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の地合いを引き継ぎリスク選好の流れとなった。日経平均はフシ目の2万9000円台を回復した。米株市場ではNYダウが直近2営業日で800ドル近い上昇を示すなど強気優勢に傾いており、市場のセンチメントが改善しているほか、外国為替市場で円安が進行していることも追い風となっている。ゴールデンウィークの狭間にもかかわらず物色意欲は旺盛で、売買代金は前引け時点で1兆7000億円近くまで膨らんだ。値上がり銘柄数は全体の64%を占めている。

 個別ではメルカリ<4385.T>が大商いで株価を急伸させたほか、キーエンス<6861.T>が物色人気。NEC<6701.T>の上げも目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調。日立製作所<6501.T>も高い。遠藤照明<6932.T>がストップ高に買われ、アイ・エス・ビー<9702.T>も急騰。インフォマート<2492.T>も値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920.T>が朝高後に値を消し、ソニーグループ<6758.T>も軟調。日本郵船<9101.T>も売りに押された。ソシオネクスト<6526.T>が安く、村田製作所<6981.T>も安い。キャリアデザインセンター<2410.T>は急落した。

出所:MINKABU PRESS