ソフトバンクGは底値圏離脱うかがう、100%子会社の英アームが米株市場上場を申請

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 ソフトバンクグループ<9984.T>が続伸、底値圏もみ合いからの離脱をうかがう展開にある。同社は1日、傘下の英半導体設計大手のアームが米国での上場申請を行ったことを発表した。現在、ソフトバンクGは傘下のファンドを通じアーム全株式を保有しており、上場に伴う含み資産拡大が見込める状況となったことから、これを評価する買いを誘導している。もっとも上値の重さも目立つ状況だ。朝方に120円あまりの上昇で5219円をつけたところがきょうの天井となっており、時価は5100円台半ばで売り買いを交錯させている。米地銀の破綻が相次ぐなか銀行の貸し渋りが強まることが予想され、ビジョン・ファンドなどで数多くのベンチャー投資を行っている同社にとっては逆風が意識されやすい環境にある。

出所:MINKABU PRESS