アドバンテスト<6857.T>は売り優勢。26日の取引終了後に24年3月期業績予想を発表。売上高を前期比14.3%減の4800億円、営業利益を同37.4%減の1050億円とし、好調だった前期から一転減収減益となる見通しを示したことが嫌気されている。

 景気後退懸念が深まるなかで半導体メーカーの在庫調整や生産調整が当面継続すると予想。米国や同盟国による半導体製造装置の対中輸出規制強化については、現時点で業績への直接的な影響は限定的という。配当予想は未定とした。

 同時に発表した23年3月期決算は、売上高が前の期比34.4%増の5601億9100万円、営業利益が同46.2%増の1676億8700万円。年間配当は前の期比15円増の135円だった。

出所:MINKABU PRESS