『名探偵モンク』トニー・シャルーブ、アルフォンソ・キュアロン監督が手掛ける新作ドラマでカルロス・ゴーン役に!
保釈中に国外逃亡した日産自動車元会長のカルロス・ゴーンの人生がドラマ化される。この新作で、人気犯罪捜査ドラマ『名探偵モンク』のタイトルロールで知られるトニー・シャルーブがゴーンを演じることが明らかになった。米Deadlineが報じた。
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オスカー監督が手掛ける新作ドラマ
新作ミニシリーズのタイトルは『Fall of the God of Cars(原題)』。製作総指揮・監督を務めるのは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でメガホンを取り、『ゼロ・グラビティ』と『ROMA/ローマ』でアカデミー賞監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンと、『イン・ディス・ワールド』でベルリン国際映画祭金熊賞や英国アカデミー賞外国語英語賞を受賞したマイケル・ウィンターボトム。シリーズは全6話構成。
本作でゴーンを演じるトニーは、2002年にスタートした『名探偵モンク』で主演。8シーズンにわたり38の恐怖症を持つ犯罪コンサルタント、エイドリアン・モンクを好演した。2017年からは大人気コメディシリーズ『マーベラス・ミセス・メイゼル』にレギュラー出演。この2作でこれまでエミー賞に通算12回ノミネートされており、4度受賞している。
本作は、もともとウィンターボトムとキュアロン、Anonymous Contentが企画。Anonymous Contentに加えて、Fremantle、Passenger、Revolution Filmsが合同で制作する。Passengerのリチャード・ブラウン(『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』)、Revolution Filmsのメリッサ・パーメンター(『グリード ファストファッション帝国の真実』)、Anonymous Contentのヴィオレーヌ・エティエンヌも製作総指揮に名を連ねる。
レバノン系ブラジル人のゴーンは自身の役員報酬を過小申告したとする金融商品取引法違反の疑いで2018年11月に逮捕された。しかし、保釈中の2019年末、音響機器の箱の中に隠れ、プライベートジェットで出国し国外逃亡を図った。以降、レバノンのベイルートに滞在し、現在も解決には至っていない。
ウィンターボトムはゴーンを「自動車業界のスーパースター」「複雑なキャラクター」と評している。
ゴーンの逃亡劇を題材にしたものはこれだけではない
ゴーンの物語には世界中の人々が関心を寄せており、Netflixではドキュメンタリー映画『逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生』が配信されている。また、ゴーンの逃亡劇を描く製作進行中の映画(タイトル未定)では、サム・ロックウェル(『コンフェッション』)がゴーンの逃亡を手助けした元米陸軍特殊部隊隊員マイケル・テイラーを演じることが明らかになっている。
なお、『名探偵モンク』は映画化されることでも最近話題となっていた。(海外ドラマNAVI)