「こんな素敵なお店でデートができるなんて…!」

女性を喜ばせるレストランの本命は、やっぱり“港区”だろう。

特別な大人デートへ誘い出すなら、思いっきりラグジュアリーな食体験をシェアしたい!

そこで今回は、料理もムードもハイクラスな港区のデートレストランを厳選してご紹介!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.炭火で焼き上げられる、艶やかな肉イタリアン!


三和@白金

プラチナ通りから一本入った路地裏で、住宅に紛れるように立つビルにひっそりと構えるイタリアン。中目黒の肉イタリアンを一躍、スターダムへと押し上げた肉焼きの名手・渡邉さんがオープンした一軒だ。

料理はコースのみだが、肉とパスタはプリフィックススタイル。常時5種類がそろう肉料理からお好みで選べることも、肉好きにはうれしい誤算だろう。牛、豚、ジビエとランダムに入るオーダーを巧みに焼き分ける手腕はさすがで、それぞれの肉の旨味を最大限に引き出す。

店へと続く螺旋階段を下りれば、そこはシックな大人の空間。カウンター越しに焼き上げられていく肉塊を見ながらの臨場感が、ふたりのムードをアツく盛り上げる!



2.元麻布の隠れ家で、フレンチの神髄に触れる


ノセ・サヴォアフェール@麻布十番

場所は、暗闇坂に溶け込む、グレーを基調にしたデザイン性の高いファサードのビル。港区・元麻布にひっそりと構える隠れ家フレンチで、その存在はこのエリアを知り尽くした大人のみに知れ渡る。

フランス料理は、クラシックなひと皿からヌーベルキュイジーヌ、分子料理やイノベーティブまでそのジャンルは幅広い。が、同店ではその枠に捉われない。古典へのオマージュあり、遊び心溢れる仕掛けありと、めくるめくメニューがふたりを高揚させる。

細部に至るまでダークなトーンで統一された店内は、漆黒の“闇夜”といった趣だが、その暗がりが妙に心地良いから不思議だ。世界中から選りすぐった最上の素材と、フレンチの最高峰の技術が出合う“奇跡”を、大切な人と堪能したい!



3.デートが多幸感に包まれる、名店出身のイタリアン


フィレモネ@赤坂

イタリアンの強豪ひしめく東京で、トップクラスの人気と実力を誇るシチリア料理の名店『ドンチッチョ』。その姉妹店である南青山『シュリシュリ』で修業を積んだ実力派が腕を振るうのが、こちらのお店だ。

料理はシチリアのみならず、イタリア各地のレシピを柔軟に取り入れており、日本の旬の素材を使って軽やかに仕上げる。手書きのメニューには魅力的な料理名がズラリと並び、どの逸品も記憶に残る極上の味わいだ。

店内を艶やかに演出するのは、美しく並んだテーブルセットと静かにゆらめくキャンドル。全面ガラス張りのファサードから温かみのある灯りが漏れ、賑わいがダイレクトに伝わる。上質だけど肩肘張りすぎないムードが心地良い、デートで喜ばれる一軒だ!



4.大人の隠れ家でいただく、贅沢な高級食材を使った中華コース


鶫@西麻布

星条旗通りの雑居ビル2階に潜む隠れ家中華。黒毛和牛にキャビア、フカヒレと高級食材をいくつも盛り込んだコースを用意するラグジュアリーな一軒だ。

時季によって上海ガニやオマールエビなどが登場し、ときにはトリュフをたっぷりと。その充実ぶりは明快で、見ているだけで高揚する。オーナーソムリエの進藤幸紘さんは、世界的ソムリエ・田崎真也さんが運営するレストランでワインを学んだ経歴の持ち主。ぜひとも進藤さんのペアリングに身を委ねたい。

仄暗く艶やかなカウンターはワインバーのようで、しっとりとした大人のムードを演出。テーブルと個室もあり、喧騒から離れたプライベートな夜が約束されている。



5.鮨・フレンチ・ワインが見事に融合したデート鮨の大本命!


鮨エム@西麻布

南青山と西麻布を結ぶ、北坂沿いのビル2階。握りはもちろん意外性あふれるプレゼンテーションが楽しい、港区を代表する鮨店だ。

西麻布『江戸前鮓 すし通』の二番手だった大将の握りは、確かな技術はもちろん、削りたての「鰹節巻き」などの逸品にも注目したい。さらには、フレンチの技法を駆使した料理が出てくるのも大きなギャップで、サプライズな展開にあっという間に引き込まれる。

店内は広い空間に檜のL字カウンターが鎮座し、板場の後ろにはソムリエ用カウンターが。ワインとのマリアージュがダメ押しとなり、終わってみれば艶やかさとエンタメ性は満点だ!



6.『やま幸』が手掛けた、港区のワイン好きが集う人気のバー


ワイン メゾン ロップ@麻布十番

“日本一のまぐろ卸”と称される「やま幸」が手掛けるワインバー。ワインはフランスとアメリカを中心に1万円台〜300万円台のボトルまで多彩で、ハイエンドな大人が満足するラインナップを揃える。

コースではまぐろの他にすき焼き、麻婆豆腐、ナポリタンといった誰もが好きな和洋中の小皿料理が怒涛のごとく続く同店。最高峰の大人のファミレス的な楽しさもあるが、そこは“十番”、料理もワインも一級品ぞろいで合わせも秀逸だ。

食道楽もワイン好きも、美食デビュー間もない人も楽しめる馴染み深い料理は、アラカルトでも楽しめる。懐が深く遊び心が満載で、港区らしさを凝縮したような一軒だ。



7.「古民家でフレンチ」という意外性が女性の心を掴む


レストラン イェン@表参道

築70年の木造建築を改修した古民家フレンチ。指定の住所に着いても看板はなく、謎のバス停が立つのみ。でもよく見ると「HYÈNE前」と書いてあり、そのユニークさに期待感が高まる。

フレンチ、韓国宮廷料理を学んだという異色の経歴を持つシェフの木本さんの料理は、食材の意外な組み合わせや、既視感のない仕立てで評判を集める。料理のテーマが「日本酒と合うフレンチ」で、ペアリングでは銘酒を9種ほど用意。仏韓日の食と酒が巧妙に混じる晩餐は、無二のひとときだ。

店内は、懐かしさを残しながらもスタイリッシュで、オープンキッチンに立つシェフとの距離が驚くほど近い。料理も空間もハイセンスで、表参道らしいおしゃれな一面はもちつつも、既視感のないデートができるだろう。