スマホ春商戦スタート 今春からモバイルSuica/モバイルPASMOの通学定期券のサービスも始まった

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 従来より価格が高騰し、10万円超えも珍しくなくなったスマートフォン(スマホ)。費用が惜しいのか、画面が割れた状態のまま使っている人もごくまれに見かける。しかし本来は、不具合があれば即座に買い替えるべきだろう。そうした一助となるよう、今月から月1回、家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」をもとに、最新のスマートフォンのランキングをお届けしよう。

●スマホ春商戦スタート 1位は……



 カラー・容量を合算したシリーズ別集計で、2023年2月に最も多く売れたスマホは「iPhone 13」、2位は「iPhone SE(第3世代)」、3位は「Pixel 6a」だった。Androidに限ると、Google Pixel 6aに続き、「Xperia 10 IV」が2位につけ(全体6位)、エントリー〜ミドルモデルの「arrows We」「Reno7 A」が続いた。

 各通信事業者は、高速・大容量の次世代通信規格「5G」のエリア拡大を進めている。各社が公開しているサービスエリアマップによると、主要4キャリアのうち、ドコモが最も5G用周波数を利用した5G(Sub6)のサービスエリアは広く、3大都市圏はすでに広範囲でカバー。今年春から4G用周波数を転用した5Gエリアも本格的に展開していく。こうした背景もあり、ランキング上位はいずれも5G対応機種だった。

 エリアマップは実際の電波状況を必ずしも反映しているわけではないが、買い替え後の新しいスマホを長く使い続けたいなら5G対応機種から選んだほうが、将来的に5Gの恩恵を受けられていいだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。