B型肝炎控訴審 原告2人が勝訴 広島高裁
B型肝炎発症から20年以上経つことで十分な救済措置を受けられないとして原告2人が国を訴えた裁判で、広島高裁は2人の救済を認め国に2600万円の支払いを命じました。
広島市に住む原告の男性2人は集団予防接種によってB型慢性肝炎を発症し、その後再発しました。2012年施行の国の救済法では提訴が発症から20年以上経っていた場合、十分な救済が受けられないことから、2人はこれを不服として国を訴えていました。
2年前に最高裁が救済対象を広げる判決を出したことから広島高裁は17日、再発してからは20年経っていないとして、原告2人にそれぞれ1300万円を支払うよう国に命じました。
弁護団によりますと
最高裁の判決後、
再発した人が勝訴したのは
全国で2例目だと
いうことです。