エンプレス杯・グランブリッジと川田将雅騎手 (C)神奈川県川崎競馬組合

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 1日、川崎競馬場で行われた交流G2・エンプレス杯は、断然人気のグランブリッジが快勝。終始厳しい競馬の中でも能力の高さでライバルを蹴散らした。このレースでラストランとなるサルサディオーネは、軽快な逃げを見せたが5着に終わった。

エンプレス杯、勝利ジョッキーコメント
1着 グランブリッジ
川田将雅騎手
「今日は返し馬からとても苦しさを感じる雰囲気だったので、その分ゲートも苦しがってしまい出ることが出来なかったですし、道中も進んでいくことが出来ず、あの位置からの競馬になりました。(道中)なかなか進んでいくことが難しい中で、なんとか彼女と彼女が今日出来る走りをしてもらいながら、組み立てていったという感じでした。結果として、砂を被りながらでも競馬をして、勉強になる競馬になったと思いますし、そういう苦しい状態でありながらもこうやって勝ち切れたというのは彼女自身の能力の高さだと思いますので、そういう部分も改めて勉強になったなというところです。前回より僕がこの馬の手綱を任せていただきまして、こうして無事に二つ続けて結果を得ることが出来ましたので、これから先も順調にこの馬が学んできたものを更に僕からも色々伝えながら、お互い学びながら、大きいところを目指していけたらという思いです。無事にこうして皆さんの支持に応えて今日も頑張ってくれましたので、またこの馬が走る時に応援してもらえたらなと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 1日、川崎競馬場で行われた11R・エンプレス杯(Jpn2・4歳上オープン・牝・ダ2100m)は、川田将雅騎乗の1番人気、グランブリッジ(牝4・栗東・新谷功一)が快勝した。2.1/2馬身差の2着に2番人気のヴァレーデラルナ(牝4・栗東・藤原英昭)、3着にテリオスベル(牝6・美浦・田島俊明)が入った。勝ちタイムは2:18.7(良)。

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断然の人気に応える

 川田将雅騎乗の1番人気、グランブリッジが断然の人気に応えて交流重賞4勝目を飾った。スタートの出はややひと息で、先行勢を見る形で中団前目の位置から。2周目向こう正面半ばから徐々に進出を開始し、外目を回って勢いよくポジションを上げていくと、直線では完全に脚色が違い、あっという間に先行各馬を抜き去った。道中は砂を被るポジショニングで、勝負所では外目を回されてという厳しい展開にも力の違いでねじ伏せた。

グランブリッジ 11戦6勝
(牝4・栗東・新谷功一)
父:シニスターミニスター
母:ディレットリーチェ
母父:ダイワメジャー
馬主:サイプレスホールディ
生産者:金舛幸夫

【全着順】
1着 グランブリッジ
2着 ヴァレーデラルナ
3着 テリオスベル
4着 アーテルアストレア
5着 サルサディオーネ
6着 フラーレン
7着 リネンファッション
8着 クレールアドレ
9着 ミスティネイル
10着 ナラ